顔面凶器と言われた女

その女、顔面凶器3 ページ4

南雲「最後に1つだけ…」

かなみ「！？」




南雲「ぼくたち





order、集合だって〜」

かなみ「あんた…先に言いなさいよ！」

南雲「忘れてた！」

かなみ「忘れんな！」



かなみ「もしかして大佛ちゃんも……？」

南雲「んー来るよ〜」

かなみ「行かせていただきマース！！」

南雲「来てもらわないと困るよ〜」

南雲「今回の奴ら結構厄介だからさ〜」



1つ引っかかることといえば……

かなみ「……」

南雲「シシバのこと？」

かなみ「……やっぱり私のこと嫌ってるよねぇー？」

南雲「…さぁね〜」

かなみ「それだけが心配なんだけど」

南雲(逆だよ、かなみったら)ニコニコ

かなみ「まぁあんたも嫌われてんだからいっか」

南雲「なんで嫌うんだろ〜ね〜？ぼくな〜んにもしてないのに」

かなみ「それはあんたのせいでしょ」

かなみ「私はなんにもしてないのに！」



南雲「……さっきのさ〜ぼくが君の旦那になるって話だけどさ〜」

かなみ「それは嘘だって……」

南雲「ぼく嘘嫌いなんだよね〜」





かなみ「は？」

かなみ「それって……」

少し頬を赤くして南雲の方を見る




かなみ「って居ない！！」

いつ帰ったんだ？





夜道をあるく1人の男

肩から武器の入ったカバンをかけているが、誰1人そんなことに気が付かないだろう、、


南雲「はぁーなかなか厄介だな〜」

南雲「やっぱりかなみは信用しないよね〜」



童話のオオカミ少年の話を彷彿させる。

南雲「やっぱり嘘、嫌いだな〜」

そんな独り言も闇に消えていった…

その女、顔面凶器4→←その女 、顔面凶器2

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す