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「A…開けてみたら？」
山田に促され
リボンを解き小箱の蓋をそっと開ける
「ん？ハート？葉っぱ？のピアス？」
そのピアスには見覚えがあった
あれは私の誕生日の約1ヶ月前…
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山田の引越しの手伝いが終わった帰り
たまたま通ったお店のショーウィンドウに
飾られてたピアスが可愛くて
思わず足が止まっちゃって
先歩いてた有岡が引き返して来て
「ん？どした？」
「ねぇ！このピアス可愛くない？」
「どれ？あっ可愛いじゃん！」
「でしょ！」
「買わないの？似合うと思うけど…」
「うーん…どうしようかな…
ピアスでこの値段だからな…
あっ！有岡！！私､来月誕生日だからさ〜
誕生日プレゼントで買ってくれる？」
「はぁ？
なんで俺が買わなきゃいけないんだよ！」
「え〜いいじゃん！」
「絶対に嫌」
「有岡のケチ」
「ケチで結構…ほら帰るぞ」
「は〜い」
そう…後ろ髪引かれながら帰ったんだよね
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「私…忘れてたのに……覚えててくれたんだ…」
その銀色に光るピアス…
それを見ていたら自然と涙が溢れてきた
「有岡……」
溢れ出た涙は留まることを知らず
化粧がボロボロになるまで頬を濡らした…
「どう…落ち着いた？」
「ん…」
「もう分かってるよね？自分がどうしたらいいか…」
「ん…」
「よし！あと､お前に1つ朗報…
あの噂やっぱ嘘だってさ〜大ちゃんと居たって子､同じプロジェクトチームの子で結婚してるんだって…だから､彼女でもなんでもないって…
あ〜これ言ったら大ちゃんに怒られるかな〜
まぁいいか…誰かさんをデートに誘おうと思って
オシャレで美味しいお店とか､おすすめのデートスポットとか横浜出身のその子に教えて貰ってたんだって…
だから言ったろ？噂はあくまでも噂だって…
じゃあそろそろ帰るか！愛する妻も待ってるし…
と､その前に…お前化粧直した方がいいぞ…
俺だから良いような物の…その顔は人には見せられねぇな〜ほら､さっさと直してこいよ！」
背中を押されて渋々化粧室へ
山田め…
ボロボロなのは見なくてもわかるけど
そこまでじゃないでしょ…
鏡に映る自分を見た瞬間…山田に感謝した
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nao(プロフ) - いくさん» いくさん､最後まで読んでいただきありがとうございます！出来たら両方書きたいと思ってます！その時まで首を長くして待っていただけると有難いです (2021年1月10日 0時) (
レス) id: 156645af25 (このIDを非表示/違反報告)
nao(プロフ) - あのさん» あのさん､最後まで読んでいただきありがとうございます！ドキドキしてくれたんですね！めちゃくちゃ嬉しいです！！出来たら両方書きたいと思ってます！その時まで首を長くして待っていただけると有難いです (2021年1月10日 0時) (レス) id: 156645af25 (このIDを非表示/違反報告)
いく(プロフ) - 大人編でも大ちゃんサイドでも、どっちもみたいです！！ (2021年1月8日 19時) (レス) id: b9250881d5 (このIDを非表示/違反報告)
あの - 作品読ませていただきました！ 切ない所もあって最終的にどうなるのかドキドキしながら読んでました･･･ 大人編も有岡くんsideもどちらも読んでみたいです！ (2021年1月7日 18時) (レス) id: b07cb36629 (このIDを非表示/違反報告)
nao(プロフ) - 舞さん» 舞さん､はじめまして！本当ですか？何度も読んでくださったなんて､めちゃくちゃ嬉しいです！！両方ですか！出来たら両方書きたいと思ってます！その時まで首を長くして待っていただけると有難いです (2021年1月7日 13時) (レス) id: 156645af25 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：nao | 作成日時：2020年12月12日 11時
