検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:55,887 hit

50話 ページ1

私への質問タイムはあれから微妙な雰囲気のまま終わりを迎えた。
みんな何かを察してくれたのか、深くは聞いてこなかった。



今日はオフ。
春になって温かくなってきて、お散歩がてら歩くのも気持ちよくなってきた。
桜の木もかなり蕾が膨らんで、遠くから見てもピンク色に色づいているのが分かる。

せっかく天気がいいのだから、と、近くのコンビニまで歩いてお買いもの。


春の匂いを感じながら歩いていると、コンビニの近くで見覚えのある後ろ姿を発見。


そーっと近づいていって、それが私の良く知る人物であることに確信を持った。



「大伍?」


一瞬、辺りをキョロキョロと見回したその人は、くるりと後ろを振り返って驚いたようにのけ反った。


「やっぱり大伍だ!」

大「まさかオフの日まで会うとはね(笑)コンビニ?」

「うん。天気がいいから歩いてきたの」

大「俺も。花粉は辛いけどね」


そうそう。大伍は毎年花粉症でこの時期は辛いって言ってたっけ。
今も鼻をズルズル言わせながら「花粉なんてなくなればいいのに」なんてボソボソ呟いてる。


コンビニで買い物を済ませて、2人して片手に袋をぶら提げながら歩く。


「大伍はいつもコンビニ飯なの?」

大「や、違うけど。たまにね」


食べたくなる時あるじゃん、と手に持ったコンビニ袋をブラブラと揺らして見せる。
確かに食べたくなる時あるよね。
私も楽したい時とか、たまに使うもん。

51話→



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (47 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
91人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

タカゆき - 再開楽しみにしています。ご自愛下さい (2018年3月29日 23時) (レス) id: c542140ed6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:彩女 | 作成日時:2017年7月31日 23時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。