To his former.

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『…はぁあ』








やっと、見つけたってのに…







あの天然ドSエ、ロっ鼻…






おぉ、我ながらサンジみたいなことが言えるではないか






ゾロのことをマリモとかいうセンスはなかなかいいと、昔っから思ってたんだよなぁ〜






「きゃー！カクさぁ〜ん！」








ゴンｯとハートが頭に当たった気がした。





振り向けば、会社の丸見えの柵の向こうにいる女性の塊の中に私の親戚(笑)が居るではないか。






しかも、にこやかに対応している。






モテる男は大変ですねｯ!!!!とかモテすぎて困ってるんだろうなぁあｯ!!!!とか思いつつ、ふとしたことに気づいた。







『…………ちょっと待って』





このままだと、私。あんなか行くのかよ







ボーッと書類片手に考えた。






嫌でもそちらを見れば視界に入る…、………揺れる女性の胸とか、腰とか、足とか細いし、胸元出しすぎじゃね？






なんだあれ、私はまな板だぞ、






ま・な・い・たｯ!!!!




大事だから、2回言った。





体格なんか私なんてもう寸銅とういうか、そもそも彼女達の手の中には煌びやかな装飾を施された手荷物の量ときたら………









よぉおし、









( ＾ω＾)ﾑﾘ







パウリーんとこ行こ





丁度、彼が遠くで歩いているのが見えた。





私は即座に横の会社の入口を見なかったことにして通り過ぎると駆け足でパウリーの元へ向かった。









モテ男なんて鼻血出して死ねばいいんだ










横から飛んでくるハートがゴツゴツと頭に当たるのを我慢して通り過ぎたことは夢から覚めたら友達に話して愚痴ろう。




それしかあるまい。









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