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目「Aさんが好きです」
目黒くんの声が、吐息が…
肌に触れてゾクゾクする
「んっ、はっ、あぁっ…」
目黒くんの少し高い体温が伝わってくる
熱くてのぼせそう
バタっと音がしたので見ると彼は倒れていた
「え、ちょ、目黒くん！？ほらやっぱりまだ寝てなきゃ…」
目「すみません」
「とりあえず一旦会社戻るわ」
そういうと寂しそうな顔で腕を握ってくる
「大丈夫。終わったら様子見にくるから。」
目「ほんと？」
「うん、何か買ってくるね。だからそれまではちゃんと寝てなさい。」
って目黒くんの家から出たものの…
わ、わわ…うわああああああ！
＿＿＿
『輩？A先輩？パソコン鳴ってますけど…』
「へ？あっ…」
『大丈夫ですか？うわの空みたいですけど何かありました？』
「え！？なっないよ！何も！ないない！あるわけない！」
ダメだ…完全に頭ん中、今朝のことでいっぱい…
まさか目黒くんとあんなことになるなんて
私は目黒くんのこと…いやっ、いやいやっ！ない！ないよ！
私はもう恋はしないんだから！
てゆうか目黒くんのアレだって
あんなの本気じゃないし！
そうだよ…こんなの全然恋なんかじゃない…
きっとただの興味本位だよ…
目「あ、ほんとに来てくれたんすね。ありがとうございます。」
「お腹空いてるでしょ？台所使わせて。」
なんか顔見れない。けどよかった、だいぶよくなったみたい…ちゃんと寝てたのかな…
目「Aさんて料理できるんすね」
「あっ当たり前でしょ！？何年独り暮らししてると思ってんの。それよりできるまでまだ休んでなさい。」
目「てか喉渇いちゃって」
「それならスポーツドリンク買って…」
目「なんかゴクゴク飲みたいから」
Aさんもどうですか？なんて言いながらビール渡してきた。確かに私も喉カラカラだしな…と思って受け取ろうとしたら
ガン！
「わっ、落としちゃった！ごめんなさい。」
目「大丈夫ですか？」
パッと顔を上げたら、目黒くんの顔が。
え、あれっ…なんか…
ジューーーーッ
「わあああっ、お鍋大変！」
目「大丈夫？」
「大丈夫！もうすぐできるからビール持ってって向こう行ってて！」
てか、今私…自分からキスしようとした！？
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まり - 更新ありがとうございます。目黒くんとのやりとりにキュンとしつつ、お互いの気持ちを丁寧に描かれていて今後の展開が楽しみです。頑張ってください。 (2020年5月12日 15時) (
レス) id: c8eb7c49b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Arisa | 作成日時：2020年4月26日 10時
