あきれるほど君だけで【黒】

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Aoi side

913 名無しさん
話が違う！もう少しで駅員に突き出されるとこだった。慌てて逃げたから大丈夫だけど、嫌がってるのは演技じゃねぇのかよ！？あの女、俺をコケにしやがって許さねぇ。絶対仕返ししてやる。今度はもっといいことしてやろう。

バーカ、なに失敗してんのよ。
いいこと…ってなんだろ。よーし見に行っちゃお！

あの女とおんなじ電車に乗ったけど何も起こらないじゃない。掲示板に投稿もないし。

あ、あれじゃない？きたかな？

「ん"ん"」

かわいそー！わーきてるきてる！
けどあんたが犯した罪はそんなもんじゃないから
もっと痛い目にあえばいいのよ
ほらもっとやれよ

「すいません…」

えっ、こんな駅で降りるの？
どこよここ。人の少ない駅…

「はぁぁぁぁ」

ダメージ受けてる(笑)
……え、うそ、スカート切られてる
いいことってこれ！？

あ、男の人に話しかけられてる…シャッターチャンス！いい写真撮れたからもっと撮らせてー！

トイレに入ってったけどここ遠い…
さっきの写真、蓮に送っちゃおー

葵ねぇこれAさんじゃない!?もしかして浮気!?

送った瞬間、蓮から着信が

目「葵！？今どこで何してんだよ！？Aさんも一緒！？」

葵「ねぇ、写真みた！？どういうことなの？」

目「会社の人じゃねーの？」

葵「そうは見えなかった…け…ど」

え？あれ…なにしてんだろ。
もう1人男の人がきてカラーコーン置いて、使用禁止の貼り紙貼ってるけど…

？『ねぇきみ。なにしてんの？」

葵「きゃっ…」

目「葵？おーい、どした？葵ー？Aさんはー？」



男「おいおい、なんだよそれ」

男「ねずみもう一匹捕まえた。つーか通報されたら困るからさー」

男「まじかよーまぁいいや」

男「お前ちゃんと見張ってろよ。あとで交換してやっから。」






蘇る。あの夏ー

葵「さすが上原さん！先生よりわかりやすい！」

それは夏休みに私の家で勉強会をしてきたときの話。

「「じゃあ始業式でねーバイバイ！」」

友達2人と別れたあと、1人の男子が家に戻ってきた。

『ごめん、俺携帯忘れたっぽい！』


『あーあった！よかったー』

葵「もう忘れ物ない？まぁ見つけたら連絡する…」

『なぁ葵、1回だけヤ らしてくんね？』

そうやってベットに突き飛ばされた。
必死に抵抗すると顔を叩かれて

『あいつとは毎晩ヤ ってんだろ？』



なんで、なんで…
狂気はいつも日常に潜んでる…

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