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実は目黒くんと付き合い始めてから、自宅のドアに掲示板や過去の週刊誌のコピーが毎日貼られている。おばさんかなと思っていたけど、さっき葵さんが近づいてきて確信に変わった。
「葵さーん、忘れ物！りんごの中にありましたよ？」
葵「あー、ありがとう」
「私目黒くんのこと本気ですから」
葵「蓮には気をつけたほうがいいかも。あいつあなたが思ってるほどいいやつじゃないから。」
「知ってます。目黒くんが復讐しようとして私に近づいたこと。けど今は違うってちゃんと言ってくれましたから。」
葵「それ自体が嘘かもしれないのに？(笑)」
「そうですよね…それは考えたことなかったな。けど、ま、それならそれでいいです。それでも目黒くんはいちばん近くにいてくれるし。たとえ過去のこと掲示板に書かれたり家に貼り紙されても目黒くんがいてくれるから平気です。」
葵「ちょっと待って、あなたそんなことされてるの！？」
「面と向かって文句言えないような人にまったく負ける気しませんから」
葵「Aさんて強いというか図太いというか。まぁあの教師の息子とわかってて付き合うくらいだからそうよね。これ以上嫌がらせが酷くならないといいわね。」
「やるだけ無駄ってわかってくれるといいんですけど」
道の真ん中でバチバチやりあっていると…
目「Aさーん、スマホは？渡せた？」
葵「あ、ねぇ蓮。今度うちでご飯…」
「あれー痛いーっ！」
目「え、どした？」
「なんかまつげ入っちゃったみたい。涙出てきた」
目「ちょっと葵、鏡もってない？」
「痛っ、あーとれた！ありがとうございました！」
葵「いえ、どういたしま…」
「あ、やっぱり。葵さんの香水の匂いこれにもついちゃってますね。次やるときは香水つけないほうがいいかも。」
葵「は？」
目「じゃあな」
葵「？あ、ほんとだ。匂い…クッソ」
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まり - 更新ありがとうございます。目黒くんとのやりとりにキュンとしつつ、お互いの気持ちを丁寧に描かれていて今後の展開が楽しみです。頑張ってください。 (2020年5月12日 15時) (
レス) id: c8eb7c49b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Arisa | 作成日時：2020年4月26日 10時
