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「目黒くんは先生の子供なの？」
あの後おばさんは渋々帰って行った。
そのまま目黒くんの家に上がった私はそう聞いた。
「ねぇ答えて！」
目「そうだよ。オレはあいつの息子だ」
「なんで？私のこといつからわかってた？」
目「最初から全部わかってて近づきました」
繋がれてた手を思わず振り払った。もう涙が止まらない。
目「でも聞いて！？今はただ…ただAさんが好きなんだ。お願い、ちゃんと、全部話すから聞いて？」
______________
あれから10年。あの時オレはまだ小学5年生で…
目「やっべ！遅刻！なんで起こしてくれなかったんだよ！」
母「行かなくていいから」
目「食べながら行くからパン取って…」
母「だから行かなくていいって言ってるでしょ！」
当時は理解できていなかった。学校を休んだその日テレビをつけると
“ 次のニュースです。＊＊高校の教師が女子高生に猥褻な行為を…”
母「テレビ消しなさい！」
目「なんで」
母「いいから早く…」
“ 逮捕されたのは石川裕也容疑者38歳。石川容疑者は犯行を全面的に認めている模様で…”
目「何今の。父ちゃんとおんなじ名前〜」
テレビで父親の名前を聞いた。その後よく分からぬまま母親の実家で暮らすことになった。
何があったかは周りの奴らが教えてくれた。
______________
「ごめんなさい…ごめんなさい…全部私のせい…」
目「違う。Aさんのせいじゃない。あれは全部あいつの自業自得だよ！」
「違う！先生は悪くないの！私が先生を好きになったから…」
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まり - 更新ありがとうございます。目黒くんとのやりとりにキュンとしつつ、お互いの気持ちを丁寧に描かれていて今後の展開が楽しみです。頑張ってください。 (2020年5月12日 15時) (
レス) id: c8eb7c49b2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Arisa | 作成日時：2020年4月26日 10時
