つなぐ手と手〜リクエスト小説２〜

涼介＆慧 ページ28

涼介said

目を覚ますと見慣れない部屋にいた。

俺、パニックになってそれで・・・。

誰かに手を握られてると思って見ると、伊野ちゃんが俺の手を握りながら寝ていた。

ここは伊野ちゃんの家か・・・。

慧「ん・・あ、山田！」

涼「なんで・・・？」

慧「買い物行ってトイレに行ったら山田が過呼吸みたいになってて、そのまま寝ちゃったから俺ん家連れてきたの」

伊野ちゃんに見られちゃったんだ・・・。

涼「ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・」

俺のこんな姿見たら伊野ちゃんも俺のこと捨てる・・・。

怖い・・・。

慧「山田。何があったのかは知らないけど、山田は謝らないといけないようなことは何もしてないよ。だから謝っちゃダメ」

伊野ちゃんに手を握られてるだけで安心できた。

どうせ捨てられるなら話しておこうかな。

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