ヴァンガ腐 アイチ受け多め

虐められっ子のアイチ君 ページ2

毎日毎日虐められる。
悪口、暴力。だから毎日毎日…精神的にも、心身的にも、傷つく。
そして、ボロボロになる。
酷い時にはお金も取られるし、見た事もないくせに家族まで馬鹿にされてしまう。

「アイチ君〜お金貸してくれないかなー？」
「あ、いや…あの…」
「良いから貸せって言ってんだろッッ！！？」

腹を蹴られて仰向けに地面に倒れ込む。
痛くてうずくまって居ると、また腹を蹴られて足で踏まれる。
雨が降っていたから地面はぬかるんでいで、服や髪には泥がつく。

「そういや、アイチ君最近カードキャピタルに行ってるんだよね？もしかして、ヴァンガード始めたの？」
「あ、あの、はい…その、少し前から…」
「図々しいにも程があるっての！」

そういうとリーダー各の男子が笑い、周りの男子達も釣られて笑い出す。
悲しくて、俯く。
俯いた時に思い出した、櫂君の言葉…

＿イメージしろ＿

初めはその言葉に勇気つけられてた。
でも…その言葉は所詮意味はない。
僕は弱い。何に対しても…。
この人達を、僕が倒すというイメージ。それはただの妄想に過ぎなくて、意味ない。

「ねぇ聞いてるぅ？アイチくぅん？痛すぎて声も出ない？」
「…お金なら、全部……あげます…だから、許して…くれませんか…」

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