続・大嫌いな人。ーSehunー (ページ7)

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ep7 ページ7

BH「なんだよ、ただの嫉妬かよ。」

鼻で笑ったベッキョニヒョン。

僕の積もりに積もった塵を
鼻息一吹きしてバカにしたから
僕は下唇を突き出して膝を抱えた。

DO「セフナ、嫉妬とかするんだね。」

JD「嫉妬は“好き”の証拠だろ～？」

隣から僕のことを抱き寄せて
頭を撫でてくれるジョンデヒョンは
やっぱり同じ人を好きになった者同士、優しい。

いつだって僕の味方。

CY「でも、確かにカッコいいよな、あのダンサー。」

JD「“ダンサー”？(笑)」

CH「えっ、セフナが話してるのはあのダンサーだろ？学祭で一緒に踊ってた、あの。」

SHN「…“キム・ジョンイン”です。」

DO「男の僕達から見てもカッコよかったね。」

BH「そんなに？」

JD「そっか、ベクは学祭行かなかったんだ！」

CY「すごかったんだよ！アイドルみたいに、そのダンサーが登場したら会場中が“キャー！”って！」

…なんで…

BH「そんなに？じゃぁそんなにダンスうまかったら、そのうちデビューとかするかな？」

JD「そうかもな！あぁ～あの時サインとか貰っておけばよかったかな！」

このヒョン達は…

SHN「なんてすか、さっきからジョンイナの話ばっかり！僕を慰めてくれるんじゃないの？それに僕の方がダンスうまいし！」

JD「うわぁ～セフナ～～(^^)(笑)」

本当になんで。

なんでここでも
ジョンイナに嫉妬しないといけないんだ。

BH「かわいいな、セフナ～！(笑)」

CY「ヒョンはセフナを1番に愛してるぞ！」

SHN「うるさい。ばか。ヨーダ。」

怒り出した僕を見て笑うヒョン達。

そんな中で
いつだって冷静なギョンスヒョン。

DO「…でも、Aちゃんが選んだのはダンサーじゃなくて、セフナでしょ。」

SHN「……」

…わかってる…

JD「俺じゃなくて、セフナを選んだんだよ(^^)(笑)」

SHN「……(笑)」

…わかってる…けど…

BH「将来安泰な銀行マン・キム・ジョンデじゃなくて、スーパーのレジ早打ち名人のお前を選んだんだぞ(笑)」

CY「今頃きっと後悔してるぞ(笑)」

…それは、どうだかわからないけど…

DO「…それが、何よりも自信にならないかな？」

SHN「……」

…わかってるんだ。

結局は、どこかでAのことを
信じてあげられてない
僕に問題があるってこと。

普通だったら
普通の彼氏だったら
普通の男だったら

小さな嫉妬なんか我慢できるのかな。

そもそも嫉妬なんかしないのかな。

SHN「……」

…僕が、子どもなだけなのかな。