近くて遠い Daiki.A

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ｶﾞﾁｬｯ___




「失礼しま〜す」






そのとき、

うちの部署では耳慣れない、少し鼻にかかった高い声とともに入ってきたのは、

華奢なヒールのステキ女子。







「おつかれさまでぇす。あ！有岡さん♡昨日はありがとうございましたぁ♡」






有岡「あー、昨日の」








.









なんだろう‥


もうイライラする。









「昨日、途中からどこ行ってたんですぁ？マユずっと探してたんですよぉ」




有岡「アスレチック」




「そんなのあったんだ〜、マユも行きたかったなぁ」









甲高い声が、耳につく。








日焼けも何も気にしていないような、張りのある肌。






ってか、職場でオフショルってどうなんだ？









っていうか、近い。



っていうか‥。









有岡「で？なんか用事？」




「あっ、これ。郵便物もってきました♡」




有岡「BOXはあっちね。いつもの人は？休み？」








会社に届いた郵便物は、
庶務課を経由して、各部署に配られる。


今まで、うちの部署を担当していたのは、パートのおばちゃんだったのだけど‥








「担当部署が変わったんですぅ。今日から私がここの担当になりましたので、よろしくお願いします♡」









って、









‥マジか。





.

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