芸能人の俺と彼女 -daiki.A- (ページ35)

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Sho side

俺が入口へいくとスマホを咄嗟にしまったA。

あ「やー、今日も疲れた。」

紫「ねー、そういえば。Aってぶっちゃけ彼氏いるでしょ？」

あ「な、んなわけ。ないない笑」

いや、嘘だ。絶対いるでしょ！

あ「んなこと言って～…紫耀は？」

紫「俺？マジでいない！」

いや、ホントにいない！

あ「へー、じゃあ好きな人。」

そういう話をしてるうちに俺の最寄り駅に。

あ「ほら、降りな？」

でも降りたくなくて。

紫「送る。」

結局降りなかった。

Aの顔が暗くなった。

あ「ちょっと待って。」

誰かから電話らしい。

でも誰かは分からない。

あ「え？ちょっと待って。中にいて。やっぱり。」

あ「うーん。じゃあ目立たないようにお願いします。」

あ「え？やっぱり駅まで迎えに？いや、大丈夫。もう着く。」

いろんなことを話してるけど

誰と話してるのか。

あ「うーん。じゃあやっぱり玄関笑…ん？うん。はーい。じゃあね。」

あ「ごめん、紫耀。」

紫「誰？」

そう聞くと目が泳いでいる。

あ「え？と」

やっぱり彼氏？

なんか嫌。

っていうか、

Aが鈍感なだけかも知れないけど。

俺、共演した時からお前のこと

好きなんだ。