ＯＮＥＰＩＥＣＥ～海軍だったルフィの妹～９ (ページ8)

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３９８話ページ8

コニス
「みなさん！前方をご覧下さい、見えました。“雲の果て”です！」

コニスの指さす方には入り口と同じぐらい豪華な建造物が…。

ウソップ
「へ――！あそこから降りられるのかーっ！！」

ルフィ
「あ――降りちまうのかー、おれ達。」

明らかにルフィは残念そうな顔をしている。
確かに興味深い島だったからね。

サンジ
「いざ降りるとなると………確かに…名残り惜しいな。」

ゾロ
「このまっ白い海ともお別れだ。」

チョッパー
「空島、楽しかったなー。恐かったけど。」

みんな、残念そう。そうだね、海軍にも追われないし。

「――あの門、抜けたら………“雲の川”で一路青海って具合か…………。」
「また来れるかしら、“空島”…！！」
「ここばかりはなー…。」

あんなに危険な思いをして来た空島はもうここでお別れだ。

パガヤ
「では、みなさん！！私達はここまでですので！」

コニス
「お元気で、みなさん！！」

ナミ
「送ってくれてありがと！！」

ウソップ
「何から何までありがとうな！！」

サンジ
「コニスちゃん、体に気をつけて！！」

ルフィ
「コニスもおっさんも白いのも元気でな！！！」

走るコニスとパガヤさんに叫ぶみんな。

パガヤ
「ええ！！ではすぐに帆をたたんで、船体にしがみついていて下さい！！」

ウソップ
「おい！！おっさんの言う通りに！！だいぶ高速で行くみてェだ！！」

「そりゃ７０００ｍの坂道だもんな！！急げ！！」
「おう！！！」
「黄金も部屋に運んじまえ。」

するとどこからか、「ジョ～～～～～ッ」という鳴き声が聞こえ、
その声がしたほうを見てみると……。

チョッパー
「「おれを忘れるな」って。」

ナミ
「あ…空に一緒に連れて来ちゃったサウスバード！」

そして、出発の準備が整う。

ナミ
「―――さて…船長。次の島への記録もバッチリ！！」

ルフィ
「んんそうだ！！ここを降りたらまた、新しい冒険が！！！始まるんだ！！！
　野郎共、そんじゃあ…………！！！青海へ帰るぞォ！！！」

『おお！！！』

でもこんな７０００ｍ、すんなり降りられるのかな…？
なんか、嫌な予感がするんだけど…。

コニス
「みなさん、落下中お気をつけて！！」

『落下中？？』

うわぁ！やっぱり船が落ちてる。そりゃそうだ。
青海まで“雲の川”伸ばせるなら来るのも楽だもん！

っていうか、これ大丈夫なの？いや、現地の人が案内してくれたなら大丈夫か。
コニスを信じよう……。