ＯＮＥＰＩＥＣＥ～海軍だったルフィの妹～９ (ページ5)

今日:7 hit、昨日:3 hit、合計:19,159 hit

３９５話ページ5

ナミ
「下層の白海に？」

パガヤ
「ええ、すいません。」

コニス
「父上～～！！」

コニスは泣きながらパガヤにしがみ付く。

パガヤ
「気がついたらたたき落とされていまして、今ちょうど…
　“雲の果て”へ向かい、下層へ降りていた人々も白々海からの“雲貝”をうけて
　続々と白々海へ戻ってきている所で…。
　――しかし、帰るべきエンジェル島が跡形もないもので、
　――みな、この“神の島”へ向かっているのです。」

それから…夕飯を食べた後、宴が始まる。
…またお酒か…なんて思うけど。にしても、みんな楽しそう…。

……いつの間にか、私達は全員寝ていて…私はナミに起こされた。
そしてワケを聞くと、黄金を奪いに行くだとか…。
空島の住民にバレないように話を進めようとしているけれど、
何人か起きていない？

A
「私、パスかな。ロビンさんと一緒に行動する…。
　ってか、蛇…たとえ気を失ってても、無理だわ…。」

ルフィ
「そうかー。じゃあ、仕方ねぇな！」

あんま、良い気分しないもんね…。蛇も嫌いだし…。

そして……。

私はロビンさんに付いて行った。
おそらく…探しているのは“歴史の本文”……？

それから黄金の鐘の引き上げ作業を見に行ったところ
その鐘には“歴史の本文”。ロビンさんが探しているもの。

そこに書いてある内容はロビンさんしか読めない…はず…なのに…。
私は、よく分からないまま声を発する。その声はロビンさんの声と重なる。

A＆ロビン
「真意を心に口を閉ざせ。我らは歴史を紡ぐ者。大鐘楼の響きと共に。」

そう私は呟くけれど誰にも聞こえていないみたい。

「おぬし…なぜその言葉を。」

ロビン
「シャンドラの遺跡に…そう刻んであったわ。
　あなた達が代々これを守る“番人”ね。」

ガン・フォール
「まさか…読めるのか！？その文字が……！！！」

空の騎士が驚いたようにそう言う。

ロビン
「神の名を持つ“古代兵器”「ポセイドン」…そのありか。」

読める…。私にも同じ文章が読める…。なんで……？
私はこの文字を勉強した覚えなんてない。

「…おいアンタ！その横に彫ってあるのは同じ文字じゃないか？」

ロビンさんの視線の先には確かにさっきと同じ文字……。

A
「我ここに至り。この文を最果てへと導く。海賊ゴール・Ｄ・ロジャー…。」

え！？ロジャー！？

私がそう驚いていると隣から視線を感じた。