ＯＮＥＰＩＥＣＥ～海軍だったルフィの妹～９ (ページ21)

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４１１話ページ21

そして青キジはまた凍ったロビンを踏んづけようとするが、
ウソップがロビンを持ち出し、それを阻止。

青キジ
「何だってんだオイ…。そうだな…もう１つ教えておこうか。
　これは、海軍の中でほんの一部しか知らないことだが……。」

青キジ
「レイヤード・Ｄ・Aは……ゴール・Ｄ・ロジャーの姪だ。」

その言葉に一味は茫然とする。
みんなが立ち尽くしルフィも驚きの表情を隠せないでいる。

そして、Aは手配書のことも、自分がロジャーと血のつながりが
あることを知られ、「もう潮時かもしれない」なんて頭の中で考える。

しばらくしてロビンに向かっていく青キジを見てルフィは叫ぶ。

ルフィ
「ウソップ！！！チョッパー！！！そのまま船に走れ！！！
　手当してロビンを助けろ！！！」

そしてウソップとチョッパーは「わ！！わかった！！！」と返事をした。

青キジ
「やめとけ、その女は助けねェほうが世の為だ。」

そして能力を使おうとする青キジをナミは“天候棒”で抑えつける。

ナミ
「お言葉ですけど、そういうのの集まりよ、海賊なんて。」

青キジ
「よくわかってんじゃねえの………！！どいてくれるか、おねーちゃん。」

弾き飛ばされるナミ。
それを見て、また戦闘態勢にはいるサンジとゾロ。

ルフィ
「待った！！！お前ら！！！お前ら、手ェ出すな。
　一騎討ちでやりてェ！！この勝負おれとお前で決着をつけよう。」

青キジ
「構わねェが…………連行する船がねェんで………殺して行くぞ？」

そして、残った４人は船に戻ることになった。
一歩も動こうとしないAは、ゾロが姫抱きをして運ぶ。

ゾロ
「チョッパー！！！」

船に着くなり、ゾロはチョッパーを呼ぶ。

チョッパー
「え！！？何で！？お前達っ！！？４人か！？」

ゾロ
「話は後だ。すぐにおれ達は引き返す。この凍った手足をどうにかしてくれ！！！」

チョッパー
「ああっ、よし！！え――と………！！すぐその固まった所を水で溶かさなきゃ…！！
　でも今シャワー室ロビンが…。」

ナミ
「ロビン、大丈夫！？」

チョッパー
「まだ、何とも。」

チョッパーがそう言った途端、ドボボーンという音が聞こえる。
そこには海に入ったゾロとサンジ。

Aは地面に座らされていた。

チョッパー
「ちゃんと低温で溶かしたら…幹部を摩擦しながら船に上がってきて！！！
　ナミはロビンの方、手伝ってくれよ！！Aはおれが船に上げておく！」

ナミ
「うん！！」