ＯＮＥＰＩＥＣＥ～海軍だったルフィの妹～９ (ページ19)

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４０９話ページ19

ルフィ
「お前やっぱりロビンを狙ってんじゃねェか！！！ぶっ飛ばすぞ！！！」

青キジの言ったことに怒鳴るルフィ。
しかし、そんなルフィには動揺もせず、青キジは淡々とロビンに向かって話す。

青キジ
「懸賞金の額は何もそいつの強さだけを表すものじゃない。
　政府に及ぼす“危険度”を示す数値でもある。
　だからこそ、お前は８歳という幼さで賞金首になった。
　それは、元海軍のAもよく知っているだろう。」

知っている。なぜ、その幼さでロビンが賞金首になったのか、
なぜ、古代文字を扱えるのか、そんなの海軍准将だったAはよく知ってる。

でも、「知っている」とも「知らない」ともAは言えなかった。
この状況で言葉を発することが出来ない。Aの顔はさっきからずっと俯いている。

青キジ
「子供ながらにうまく生きてきたもんだ。裏切っては逃げ延びて…………。
　取り入っては利用して…………。そのシリの軽さで裏社会を生き延びてきたお前が
　次に選んだ隠れ家がこの一味というわけか。」

サンジ
「おいてめェ、聞いてりゃカンに触る言い方すんじゃねェか！！！
　ロビンちゃんに何の恨みがあるってんだ！！！」

ウソップ
「やめろ、サンジ！！！」

青キジの言葉に怒りをおぼえたサンジは、青キジにつっかかるが
ウソップはそんなサンジを青キジが大将だからか、必死で止めようとしている。

青キジ
「別に恨みはねェよ…。因縁があるとすりゃあ…
　一度取り逃がしちまった事くらいか…。昔の話だ
　お前達にもその内、わかる。厄介な女を抱え込んだと後悔する日もそう遠くはねェさ。
　それが証拠に…今日までニコ・ロビンの関わった組織は全て壊滅している。
　その女一人を除いて、だ…………。」

そう青キジがいうと、「Aからも聞いてねェよ」という顔で
みんなはつっ立っている。

青キジ
「何故かねえ、ニコ・ロビン。」

身を後ろに引くロビン。

ルフィ
「やめろお前！！！昔は関係ねェ！！！」

青キジ
「成程…うまく一味に馴染んでるな。」

そこでロビンの顔つきは変わり、口を大きく開けて大声で怒鳴りだす。

ロビン
「何が言いたいの！！？私を捕まえたいのならそうすればいい！！！
　“三十輪咲き”！！！」

青キジの体にロビンの能力により手が生える。
そしてその手は青キジの体中に手が張り巡らされる。

ロビン
「“クラッチ”！！！」

氷になった青キジはボキッ！！と割れた。