盗み_22 ページ23
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_____翌朝 、
太宰side
「 おはようございま……ってAさん?!
大丈夫ですか?! 」
出社するなりAの様子を見て驚く敦君
当のAと云うと昨日のように余裕そうな気力も覇気も感じられず。
ふむ、中々に面白い光景だね!
自分の席に突っ伏しているAが あぁ…ちょっとネ… 、と項垂れる。
昨夜は楽しかったし、少し疲れてしまったのかな?
うふふふ、
「 太宰さん、Aさんに何したんですか 」
呆れながら訊いてくる敦君に私はただ一言、イイこと、とだけ云ってAに近寄る。
『 あ"ぁぁ………眠いよ"ぉ…… 』
「 おやおや、大丈夫かい?A 」
私を見るなり、よくケロりとしてられるね、と軽く睨みつけてくるA。
そんなところもまた愛らしい
「 今日の私は昨日よりもっと元気だよ!
何せ昨日のAの可愛らしさっといったら… 」
『 あぁー!!云わないで!!
思い出してしまうじゃないか!!! 』
( ほんと、何してたんだ…この人達… )
この会話において、敦君の呆れ顔が無くなることはなかった。
貴方side
お昼時、
却説ご飯でも食べようかと事務所を出ようとしたところにやってきたのは一つのヘリ。
ヘリが停まるは国道、勿論車が通る道だ。
そんな頭の吹っ飛んだ事をするのは何処の誰だと思って屋上へ来てみれば、
何と異国の成金ではないか
金持ちめ…常識も知らないのか
其の金髪成金くんはどうやら社長に用があるらしい
面談にはナオミちゃんと賢治くんが社長につくみたいだし、私には関係ないかな
そう思い私は空になった胃を満タンにすべく、一階へ向かった。
〇 〇 〇
『 お疲れ様でしたー! 』
真面目くんが残る事務所に元気よく挨拶をして、踵を返す。
探偵社の仕事も終わり、後は帰るだけ
それにしても事務作業と云うのはこんなにも大変なんだねえ
其れもそうだ生まれてこの方約二十年、
盗みや殺人しかやったことがなかったのだから。
然し乍ら長時間座っているだけだとどうも身体を動かしたくなる気持ちは皆も分かるだろう
………………分かって欲しい
はぁ……、と溜息を着きながら家の扉を開ける。
そう云えば、午後から賢治くん居なかったな
依頼か何かかな?
でも今日の午後は依頼なんてなかったような…
なんて考えていると ばぁ、と壁から包帯くんが顔を出す。
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オズ - dGAzIwL2bmd18Yxさん» うあ…嬉しすぎるお言葉……ありがとうございます!!!頑張りますね!!! (2022年7月13日 20時) (レス) id: 1d6204a61d (このIDを非表示/違反報告)
dGAzIwL2bmd18Yx(プロフ) - もう、やべぇ、、(文才が天才過ぎて語彙力が4にました)面白過ぎます‼︎続編の更新も楽しみに待ってます (2022年7月11日 1時) (レス) @page50 id: d1624c287f (このIDを非表示/違反報告)
オズ - *深音*(みおと)さん» ああああありがとうございます!!最終回まで頑張って書きますね!! (2021年8月18日 12時) (レス) id: bf4e4a8e9b (このIDを非表示/違反報告)
*深音*(みおと)(プロフ) - すっっごい好きです…(語彙力皆無)更新頑張ってください! (2021年8月18日 0時) (レス) id: 2e41216803 (このIDを非表示/違反報告)
オズ - テレタビーズ教さん» ありがとうございます!!これからも良いものが書けるように頑張ります!! (2021年8月4日 17時) (レス) id: 886aed0c44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:オズ | 作成日時:2021年7月25日 18時