弱くても勝てます ページ37
翔side
あの日から２週間。
学校で授業を受けていると、智の意識が戻ったという嬉しい電話がかかってきた。
授業はまだ途中だったけどカバンを持って、教室を飛び出る。
先生が怒ってる声が聞こえたけどそんなの関係ない。
『智の意識が戻った』そう、頭の中でリピートしながら病院に突っ走った。
病室のドアを開けると、雅紀と潤。
久々に見る和の笑顔。
それから…
翔「さとし…」
智に駆け寄った。
翔「智、分かる？」
智「しょ…に…」
翔「そうだよ、翔だよ！」
智は酸素マスクをしているせいか、少し喋りにくそうだった。
潤「よかったな…翔」
翔「うんっ…」
目にたまっているこぼれそうな涙を拭いて笑った。
智「しょ、にい…」
翔「ん？どうした？」
智「ごめ、なさ…め、わく…かけて…」
翔「…迷惑だなんて思ってないよ。帰ってきてくれてありがとう」
智「ん…」
やっと、５人そろった。
止まりかけていた俺らの時間がまた動き始める。
和「そうだ！智が退院したら退院おめでとうパーティーしようよっ」
雅紀「おっ、いいじゃんいいじゃん！」
潤「じゃあケーキと料理は俺に任せろっ」
雅紀「絶対に唐揚げ作ってね！」
和「えー、そこはハンバーグだよ！」
雅紀「唐揚げ！」
和「ハンバーグ！」
久々に見る、いつもの何気ない会話。
なんだか、懐かしいような感じがした。
あ、智が笑ってる…。
俺らって、５人じゃないと成り立たないみたいだね。
一人でもかけたらそれはもう俺らじゃなくなる。
だから、
―ずっと５人でいよう―
心の中で、そう誓った。
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大宮智佳(プロフ) - みきりん♪さん» コメントありがとうございます！実はこの小説はこれで終わりにしようと思っていたんですが、みきりん♪さんのコメントを読んでやっぱり続けよう！と思いました（*^_^*）移行したらリクエストの受付を再開する予定なのでぜひリクエストください♪ (2014年4月22日 20時) (
レス) id: 126e6016d3 (このIDを非表示/違反報告)
みきりん♪ - はじめまして！この小説はすごくほのぼのとした感じの小説ですね！双子の大宮くん達がすごく微笑ましいです！リクエストが再開したときにリクしますね！更新頑張ってください！ (2014年4月21日 21時) (レス) id: b4e1dc3380 (このIDを非表示/違反報告)
大宮智佳(プロフ) - RION*さん» 来てくれてありがとう！一気読みお疲れ様です(笑)最近更新してないけどよろしく（*^_^*） (2014年4月13日 16時) (レス) id: 126e6016d3 (このIDを非表示/違反報告)
RION* - 智佳！めっちゃ面白い！一気に読んじゃった（笑）いつも私のほうにコメントありがとうね！！ (2014年4月12日 14時) (レス) id: c6e91db757 (このIDを非表示/違反報告)
大宮智佳(プロフ) - orangeさん» コメントありがとうございます！そう言ってもらえて嬉しいです♪更新は遅いですが私なりに頑張ります（*^_^*）これからもよろしくおねがいします(´▽｀＊） (2014年3月24日 20時) (レス) id: 126e6016d3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：大宮智佳 | 作成日時：2014年2月8日 20時
