7 ページ7
You side
下調べもある程度頭に入った、
よし、最後にお手洗い行こう。
そう思って立ち上がり、お手洗いに向かう。
今日の夜ご飯何にしようかな、なんて考えながら
廊下を歩いていると
...最悪。
橋本ディレクターが向こうから歩いてくる。
でももうアイツの視界に入ってしまったからには
引き返すことなんてできない。
橋「おぉ！A〜、もうすぐ本番だろ？」
『はい…』
橋「もうちょっと短いスカート履いて出てもいいと思うんだけど、どう？俺が用意しようかぁ？」
「こーんな綺麗な脚してんだからさ、、」
そう言いながら私の脚を舐めるように見てくる。
『短すぎてもウケ良くないですし…』
声が震えてる。
耐えろ、、、私、耐えろ。
橋「そういえば今度、美味しいご飯ご馳走してあげるから、楽しみにしといてよ」
楽しみなわけないでしょ…
橋「ていうか、Aちょっと痩せたんじゃない？腰回りがなんか細くなったね」
そう言いながら私の腰のあたりに手を伸ばすディレクター。
ピタッと手のひらを腰につけた、
私は目をぎゅっと瞑る。
耐えろ、、、
こんなこと何回かあった。
その度に息を殺して耐えてきた。
コイツの荒々しい息も、生暖かい手のひらから伝わる体温も、私を見るその目も
全部、私の感覚から消して欲しい
サワサワと触る手のひらが、徐々に下の方に降りていく
えっ、待って、
おしり、、、触られてる…
それは流石に
やめて
気持ち悪い、鳥肌と震えが止まらない
やめて…っ、
『やっ、、め…くだ…
？「あ、橋下さん！」
震えながらも振り絞って、やめて欲しいと
発しようとした時、
向こうからディレクターの名前を呼ぶ声がして、
私のお尻から手が離れた。
橋「っ、おぉ〜お疲れお疲れ
目黒くん、今日よろしくね」
目「はい、よろしくお願いします！」
橋「…じゃあ、よろしく。
じゃあね、A」
私の肩をヌメっと触ってアイツは歩いて行った。
はぁ、よかった…
あれ以上は本当に耐えられなかったかもしれない
肩や腰に今でも残る感触が気持ち悪くて、
こんなに嫌なのに耐えなきゃいけないことも、
脅されて何も言い返せない私の弱さにも一気に嫌気がさして
思わず涙が出そうになった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 159人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「SnowMan」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ひよこ - 最近読み始めて、まだ読み途中なのですがこの作品めちゃくちゃ私好みです！！続き読まさせて頂きます！ (2021年7月17日 13時) (
レス) id: 02ceabdbcb (このIDを非表示/違反報告)
美こ(プロフ) - みりぽんさん» みりぽんさん、ありがとうございます。本当にそう言っていただけてどれほど心が救われたか…本当にありがとうございます！更新お待ちください！ (2020年12月5日 18時) (レス) id: 802814782c (このIDを非表示/違反報告)
みりぽん - 美こさん» くていいとおもいますよ！私はお星様を10にしました！本当に気にしなくて大丈夫ですよ！更新楽しみにしてます！応援しております！(*´∇｀) (2020年12月5日 11時) (レス) id: 5ba7fc14d4 (このIDを非表示/違反報告)
みりぽん - 美こさん» フラグつけたままだとそんなに低評価つくんですか？作品の内容もとっても面白かったですし、他の作品でもフラグつけたままのもありますがあんなに300票も低評価入りませんよ。美こさんの作品を読んだ人がたまたま嫌な人だっただけですよ！本当に作品面白いので気にしな (2020年12月5日 11時) (レス) id: 5ba7fc14d4 (このIDを非表示/違反報告)
美こ(プロフ) - 違反作品さん» 設定方法が分からず、フラグつけたままにしていました。外しました。教えて頂きありがとうございます。 (2020年12月4日 11時) (レス) id: 802814782c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：美こ | 作成日時：2020年12月3日 15時
