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へばっていると、そう頭上から声が聞こえた。見上げれば机から床に跳んで着地したのであろう椅子と目が合った。
その際のカタン、という音に双子は動きを止める。
「……なっ！ちょっとっ、草＿＿＿」
草太さんはロボットみたいにして、カタカタ歩き出した。＿＿＿そういうことか！
『見てみて、花ちゃん、空くん。これオモチャで動くの〜』
絶句しているすずめに変わって上手く誤魔化す。
ちら、と二人を見れば目をキラキラ、輝かせてはしゃいでいた。
草太さんは花ちゃんを座らせて、再び歩き始めた。きゃー、と弾ける笑顔の花ちゃんに「つぎ、僕もっ！」と空くんが跳ねる。
「ね、草太さん、つぎ私も！」
『あっ、ずるい！私も乗せて〜』
「君たちはだめ！」
「「しゃべった！」」
まずい。やってしまったあぁぁ！！ 椅子が止まって、花ちゃんは椅子からゆっくり離れた。
「え、えーと、す、すごいでしょー！最新ＡＩ搭載の椅子型ロボット……です！」
いや、それは無理がある……
「おなまえはっ？」
……くない！！！いけるっ！
『名前は、ソウタだよ！』
「ソウタ！わあー！」
少しだけ心がちくり、としたけどしょうがない……
「ソウタ、明日のてんきは？」
「ソウタ、おんがくかけて？」
「ソウタ、しりとりしよう？」
「ソウタ、今日の
どこぞのエーアイに質問を投げかけるが如く、沢山のリクエストを投げかけ続ける双子にすずめは慌てて、「ソウタ、そんなに賢くないから！」、とフォローだけどフォローしきれていない言葉を口にした。
その言葉に草太さんが、「なんだと鈴芽さん！」、とくってかかる。……この二人はどうしてこうも繰り返すんだ？
「「またしゃべったーっ！」」
ほらね、思った通り双子の叫び声にもにたそれは部屋中を侵食していった。
気づけば、外は暗くなっている。大変だったけど、双子と遊ぶのも楽しかったからよしとしよう……と、上から目線で頷いた。
遊び疲れからか、双子はこっくりこっくり、と船を漕いでいた。え、可愛い。
幸い、床にはカーペットが敷かれていたから、二人を横にしてあげる。そこら辺にあったブランケットを掛けて、「おやすみ」、と口にした。
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すずや - るいさん» 見つけてくださりありがとうございます✨ (2月24日 22時) (
レス) @page24 id: 80d2653d1f (このIDを非表示/違反報告)
るい - 今日すずめの戸締まり見てきて、小説を見たくなったところでこの小説を見つけました!すごく面白いので頑張ってください! (2023年1月9日 16時) (レス) @page26 id: 2b427804a3 (このIDを非表示/違反報告)
すずな - まーぼーどーふさん» ありがとうございます✨ すずめの戸締まり本当に良いですよね〜 (2022年12月29日 21時) (レス) id: 80d2653d1f (このIDを非表示/違反報告)
すずな - キモオタクさん» これから少し落ちてしまうかも知れないので、今出来るだけ書いちゃってます！ (2022年12月29日 21時) (レス) id: 80d2653d1f (このIDを非表示/違反報告)
まーぼーどーふ - すずめの戸締まりの世界に入れて幸せ！神更新！ (2022年12月29日 21時) (レス) @page17 id: dd43b0d406 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すずな | 作成日時：2022年12月19日 1時
