第30話 ページ31
映画を見に行って、ご飯を食べて、公園でお散歩した。
すごく楽しくて、帰りたくないと思った。
にゅるいさん…。
にゅるい「そろそろ帰りますか」
『はい』
にゅるい「どうしたの？」
『帰りたくなくて...。』
にゅるい「同じ気持ちだね」
にゅるいさんは遠くを見つめている。
そして、遠くを見つめながら間を開けてこう言った。
にゅるい「Aちゃんのことが好きです」
言い終えたあと私のことを見つめてくる。
にゅるいさんのことは確かに好きだ。
でも、それは前までだったらしい。
頭の中には別の顔が浮かぶ。
じぇいさん...。
私じぇいさんが好きなんだ...。
ポロポロと涙を流し出す私に、にゅるいさんはハンカチを差し出した。
にゅるい「なんとなくそうなんじゃないかなと思ってた。俺はその人には敵わない。」
ニコッと笑って、背中を押してくれた。
にゅるい「8時までのバイトだからまだ間に合うよ」
『ごめんなさい...。』
にゅるい「これからもにゅるカス来てね」
『行ってきます...。』
にゅるい「行ってらっしゃい！」
にゅるいside
駆け出すAちゃんの後ろ姿を見つめる。
薄々気付いてた。今日も携帯を見ながらソワソワしてたから、俺は負けるんだなって。
当たって砕けろって感じか...。
「幸せになってね」
そう呟いて、家に向かって歩き出した。
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作者コーナー
クライマックスだぁぁ！！
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ｎａｋｉｍｕω・ - とても面白いです！私もいつか..これからも、がんばってください！. (2021年1月3日 18時) (
レス) id: 8c328be9ea (このIDを非表示/違反報告)
なかなおり(プロフ) - ぴすけさん» わーコメントありがとうございます｡ﾟ(ﾟ´ω`ﾟ)ﾟ｡楽しんで貰えたら良かったです！ (2020年6月29日 6時) (レス) id: 1c224cf7fc (このIDを非表示/違反報告)
ぴすけ - 完結おめでとうございます！影で見ていたのですがいてもたってもいられず……()次の小説も楽しみにしてます！(早い) (2020年6月29日 1時) (レス) id: 05eff6497e (このIDを非表示/違反報告)
なかなおり(プロフ) - ふりこさん» いつか有名な人たちと当たりたいですよね(´・ω・｀) (2020年6月27日 20時) (レス) id: 1c224cf7fc (このIDを非表示/違反報告)
ふりこ - なるほど！私も毎日ランク戦は3回でダウンしてしまうので、よく分かりますwww (2020年6月27日 19時) (レス) id: ae6073fefe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なかなおり | 作成日時：2020年6月23日 23時
