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「私が手加減したことに関して、何を反省してるのかはわからないけど……どうでもいいよ」
「そうか」
私もコーヒーを啜る。
「あと……お前はここのことを知ってんのか？」
「ここ？ この街のこと？」
「ああ。……それと……学校…………だな」
少しだけリボーンは言い淀んだ。街と、学校のことを知っているか……
街の、学校の、何についてを問いているのかいまいちわからない。それに、学校……私が通う予定の学校だろうか。
そういえば前に『友人がね……』と父が気まずそうに言っていたのを思い出す。学校について話していた時だった筈だ。もしかして、その友人というのはリボーンのことだったのだろうか。
勿論街と学校の名前くらいは知っている。街に関してはこの前案内してもらった。学校の資料も大まかにだが読んだ。
つまり、そのような表面上のこと 以外の こと、についてか。
「さぁ……多分、知らない」
「なるほどな」
「……何。どうかしたの」
「いずれ分かるぞ」
「ふぅん」
口角を上げて悪戯っぽく笑むリボーンを一瞥し、コーヒーの水面を揺らした。もうぬるくなり始めている。
街、そして学校の表面上以外のこと。
リボーンが関わるということはマフィア関連だろうか。
「最後に一ついいか」
「どうぞ」
「お前…………
どこから来たんだ？」
「え……」
どこから来たのか。
勿論日本の並盛町だ。
しかし、リボーンが求めている答えはきっとそれではない。そんな気がする。
「……質問の意味がわからない」
「…………そうだな。変なことを聞いた。忘れてくれ」
そしてリボーンはコーヒーを飲み干し、椅子から飛び降りた。
「急に来てすまなかった。コーヒーありがとな」
そう残すとリボーンは去っていった。
きっとリボーンは気付いた。私に“なにか”あると。隠す理由はない。しかし話そうとも思わない。
現実、リボーンに問われた時、腹の中が掻き混ぜられたような不快感に襲われた。それは、話してはいけない、という暗示の様だった。
冷め切ったコーヒーを飲み、息をつく。
転生して十年以上経った。前世の記憶はもう穴だらけだ。朧気な夢とほぼ等しい。
それでも忘れられないのは、愛する弟と親友
そしてこの世界の物語だ
忘れられない。忘れてはいけない。きっと。
それは常日頃、私をもどかしさの海に陥れるのだった。
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だいだい(プロフ) - さにー☆彡さん» こちらこそ！応援しています！頑張りましょうね…！ (2018年4月2日 0時) (
レス) id: 9141d8589f (このIDを非表示/違反報告)
さにー☆彡(プロフ) - だいだいさん» それは嬉しいです！！お互い頑張りましょう！応援しています！！ (2018年3月29日 7時) (レス) id: ec1d0032bb (このIDを非表示/違反報告)
だいだい(プロフ) - さにー☆彡さん» わわわわわ！！！ありがとうございます！とても嬉しいです！さにーさんの復活作品少し読ませて頂いてます！！好きです(混乱)頑張ります…！！ (2018年3月28日 23時) (レス) id: 9141d8589f (このIDを非表示/違反報告)
さにー☆彡(プロフ) - とっても面白いです！ 雲雀さんのお姉さんもの少ないので見つけた的は嬉しかったです！ これからも頑張ってください！ (2018年3月2日 14時) (レス) id: ec1d0032bb (このIDを非表示/違反報告)
だいだい@テスト.卒業式.コンサート前につき多忙(プロフ) - 水愛さん» わぁぁぁ……!!嬉しいの極みです…!ありがとうございます！頑張ります！ (2018年2月26日 16時) (レス) id: 875df42b8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：だいだい | 作成日時：2017年8月13日 14時
