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ocho! ページ9

二人がやってきたのは薄暗く、静かで雰囲気のある小さなバー。中に客は一人もいない。
まだ夕刻へ差し掛かったばかりだからであろう。

「しもた、まだ早すぎやったか。」
「まあ大丈夫でしょ。他の客も時期に来るさ。」
「せやろか?まあええわ、マスター、うち軽めのがええな。」
「お兄さんは適当なので。」
「フラン、それじゃマスターこまってまうやろ。」
「いーんだよ。俺はここの常連なんだから。」
「そういえばお隣さんやんね、ルートとは。ええなぁ。」
「かたや元ヤン紳士に元ヤン農家だけどね。」

出されたカクテルを飲みながら談笑する二人。
一杯目を飲み干したところで、フレデリーカが口を開いた。

「それで?今日は何の用があったん?」
「ん…ああ、忘れかけてた。
まあ察してるとは思うけど、アメリカ…アルフレッドのことだよ。」

フランス改めフランシスがそう言うと、フレデリーカはわかりやすく顔を顰める。

「やっぱし来んほうがよかったわ。」
「相変わらずあいつには手厳しいじゃない。まだ嫌いなの?」
「逆に好きになれると思うん?」
「あの顔で200年も思い続けてくれるんだぜ?お兄さんがお前なら落ちるね。あいつ、顔だけはいいから。」
「したことは忘れられてもされたことは忘れられへん。殺された国民は蘇らん。
あんたらと違うえうちは戦争なんてせん国やったし、中立も宣言しとった。やのにあいつは破って侵略した。ほんで沢山の民が殺された。」
「……。
別にお兄さんはお前とあいつがくっつこうがくっつかまいが構わないけどさ。

一応、愛の国だからほっとけないのよね、恋する青少年のことは。」

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設定タグ:アルフレッド・F・ジョーンズ , ヘタリア , アメリカ   
作品ジャンル:アニメ
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カレンデュラ - TARAKOさん» ありがとうございます!とても励みになります! (2020年4月15日 11時) (レス) id: 02bbab1095 (このIDを非表示/違反報告)
TARAKO - こんな遅い時間にすみません、、、カレンデュラさんのこの小説にハマりました!これからも更新頑張ってください!!応援しています!! (2020年4月15日 1時) (レス) id: 75c31c63dd (このIDを非表示/違反報告)
カレンデュラ - 桜さん» わざわざありがとうございます!頑張ります! (2020年4月13日 22時) (レス) id: 02bbab1095 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - 更新頑張ってください (2020年4月13日 16時) (レス) id: f4e7d9a45e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カレンデュラ | 作成日時:2020年4月12日 23時

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