cuatro! ページ5
アメリカ合衆国とライヒスラントはもともと、独立当初からの同盟国であった。
その背景にはイギリスへの嫌がらせ、というよりはフランスへの恩返しがあったのだが、それはまた別の機会にはなすとする。
ともかく、アメリカとライヒスラントは元々友達であったのだ。
第一次世界大戦。
中立を宣言したライヒスラントに対し、アメリカ合衆国は連合国としての参加を求めた。
当然、ライヒスラントはそれを拒否するも、首都に落とされた大きな爆弾を前に、それ以上争うことは出来なかった。
ライヒスラントの標語は“侵略せず、させず、争いのない平和な楽園”であるにもかかわらず、アメリカ合衆国はライヒスラントに戦争を求めた。
それも、拒否を続けた場合はお前を攻撃する、と脅し文句を添えて。
これだけでも嫌う理由は十分であろうに、アメリカ合衆国はさらに嫌われる原因はある。
第二次世界大戦。
ライヒスラントは開戦早々、中立と侵略に対する反撃宣言を発布した。
第一次世界大戦のアメリカの振る舞いに懲りたのであろう、ライヒスラントは断固として連合国に参加しない意思を示した。
が、それさえ無視してアメリカ合衆国は再びライヒスラントに対して連合国としての参戦を求めた。
宣言を盾にその要請を拒否し続けるライヒスラントに痺れを切らしたアメリカは、宣戦すらせずに再び空爆を行った。
これにより、アメリカ合衆国とライヒスラントは本格的に対立することとなり、宣言に従いライヒスラントはアメリカ合衆国の敵として、実質枢軸国として大戦に参加した。
ライヒスラントからすれば自国の度重なる侵略、宣言無視の参戦要求など、アメリカ合衆国は平和を脅かす存在でしかない。
これが、ライヒスラントがアメリカを嫌う理由である。
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カレンデュラ - TARAKOさん» ありがとうございます!とても励みになります! (2020年4月15日 11時) (レス) id: 02bbab1095 (このIDを非表示/違反報告)
TARAKO - こんな遅い時間にすみません、、、カレンデュラさんのこの小説にハマりました!これからも更新頑張ってください!!応援しています!! (2020年4月15日 1時) (レス) id: 75c31c63dd (このIDを非表示/違反報告)
カレンデュラ - 桜さん» わざわざありがとうございます!頑張ります! (2020年4月13日 22時) (レス) id: 02bbab1095 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 更新頑張ってください (2020年4月13日 16時) (レス) id: f4e7d9a45e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カレンデュラ | 作成日時:2020年4月12日 23時