dieciocho! ページ20
「……フランシスから聞いたのかい？」
参ったな。まさかそれを聞かれるとは思わなかった。
…今更、信じてもらえるとも、許してもらえるとも思ってないし。アレは俺の、自己満だし。
「別に…単に気になっただけや。」
「……うーん…何で言えば良いかな。
決して、君を、ライヒスラントを占領したかったとか、そうわけじゃないんだ。それだけは覚えていて欲しい。」
「理由になってへん。」
「…。
守り、たかったんだ。君のことを。」
「…………は？」
「信用できないとは思うけどさ。本当なんだ。」
「なに、ゆうとんの」
「中立国に戦争をさせるには、相当なことをしなきゃならない。国の今後を大きく左右する事なんだから。ただ、俺はイギリスみたいに器用に外交は出来ない。手段はあれしかなかったんだ。」
「なんで、戦争をさせたかったの、」
「連合国になれば、それを口実に、何かあった時アメリカはライヒスラントに軍を派遣することができる。
俺の、アメリカの名があれば、君の被害を減らすこともできる。
…オーストリアは、君の価値を知ってる男だ。君の土地は、広さこそ普通でも、その豊かさは他のどの土地とも比べ物にならない。内陸の海無し国からすれば、良い別荘さ。
実際、オーストリアは二度君の土地に軍を派遣したことがある。
それに、ベルギーを知らない訳じゃないだろ？オーストリアが君を求めれば、当然イギリスやフランスだってそれを口実に君の土地に手をつける。ライヒスラントの地は確実にライン戦線みたいになってしまう。
」
「…っ」
「第二次だってそうさ。アイルランドは実際にドイツ攻撃を受けた。だから俺は君にも参戦を求めた。俺だって最初から参戦してた訳じゃないけどね。でも、それが遅ければスイスみたいになっていただろうさ。
君の土地は誰から見ても魅力的なんだ。中立をとっていたって攻撃を受ける。でもそこで反撃をしなければ、君はそこらの国に食い尽くされる。それこそドイツなんかの土地は痩せていて、作物も全然育たないんだから。
君は、もっと自分の魅力を自覚した方がいいんだぞ。」
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アーサーが食べ逃したハンバーガー
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カレンデュラ - TARAKOさん» ありがとうございます！とても励みになります！ (2020年4月15日 11時) (
レス) id: 02bbab1095 (このIDを非表示/違反報告)
TARAKO - こんな遅い時間にすみません､､､カレンデュラさんのこの小説にハマりました！これからも更新頑張ってください!!応援しています!! (2020年4月15日 1時) (レス) id: 75c31c63dd (このIDを非表示/違反報告)
カレンデュラ - 桜さん» わざわざありがとうございます！頑張ります！ (2020年4月13日 22時) (レス) id: 02bbab1095 (このIDを非表示/違反報告)
桜(プロフ) - 更新頑張ってください (2020年4月13日 16時) (レス) id: f4e7d9a45e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カレンデュラ | 作成日時：2020年4月12日 23時
