＊熱 ページ8
Hokuto.
朝、家を出る前からなんとなく感じていた倦怠感は昼休憩を迎える頃には確かなものになっていた。
カメラのフラッシュや照明器具の光を受けたから、というだけにしては顔や手が熱いと感じるのに、身体の内側からはゾクゾクとした寒気が襲っている。
ちゃんと気をつけてたつもりだったんだけどな。
体調管理も仕事のうち、なんてそんなことは分かりきっていて、風邪をひきやすい季節の変わり目は特に注意していたつもりだった。
「…あれ、北人さん顔赤いっすよ」
携帯に夢中だったはずの樹の視線はいつの間にか真っ直ぐ俺に向けられている。
俺の体調にやたらと鋭い壱馬とはちがう現場だからバレないだろうと思っていたのに、よく一緒にいるからなのか、変なところで鋭い樹にはすぐにバレてしまったらしい。
そんな樹の声に、楽屋の隅で携帯を弄っていた陣さんも鏡の前で髪型をチェックしていた健太さんもこっちへ向かってくる。
額に軽く当てられた陣さんの手が冷たい。
きっと自分の体温が上がっているからだ。
「あちゃ〜、これ完全に熱あるな」
しんどいやろ？って顔を覗き込む陣さんの問いかけにちいさく頷けば、ここ座ってください、なんて樹が4人がけソファの一角を空けてくれた。
素直にそこに座り込むと、ちょっとだけ気まずそうに、それでも心配そうな目で見つめる健太さんと目が合った。
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かえ(プロフ) - いつもMさんの作品読ませて頂いてます。ほんと大好きです。ゆっくりでもいいです。陰ながら応援してます…！ (2020年6月24日 17時) (
レス) id: ba7047063e (このIDを非表示/違反報告)
ice(プロフ) - 疲れで階段でふらついてしまい落ちそうになったところを樹くんに助けてもらうお話が読みたいです！よろしくお願いいたします！ (2020年4月27日 1時) (レス) id: b617a5bdac (このIDを非表示/違反報告)
◇жM 優麗 - Mさん» そ、そぅですよね…。読んだのに理解力無くてすみません。これから気を付けます。m(*- -*)mｽﾐﾏｾﾝ (2020年3月27日 20時) (レス) id: 4de130a7ef (このIDを非表示/違反報告)
ほくりょー - リクいいですか？マネに虐待されてストレス症で倒れて怪我する話お願いします！助けは樹と壱馬でお願いします！ (2020年3月5日 15時) (レス) id: 6d2b26e3a3 (このIDを非表示/違反報告)
ほくりょー - はじめまして、ほくちゃん大好きほくりょーデース笑 いつもMさんの小説見とります！ (2020年3月5日 15時) (レス) id: 6d2b26e3a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：M | 作成日時：2020年1月1日 16時
