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Kazuma.
ゴトンッ、となにかが落ちたような音がするとすぐに、耳を劈くような嫌な音がする。
ふと隣を見れば、床に転がったマイクと頭を抱えて座り込んだ北人がいた。
未だに鳴り響く嫌な音にみんなが顔を顰めるなか、北人に駆け寄ってそっと耳を塞いでやる。
スタッフさんがマイクの音量を調節してくれたのか、嫌な音が止むと俺の腕のなかでちいさく唸るのが聞こえた。
「ほくと？あたまいたい？」
「…ったい、はぁっ、」
ぎゅっと俺の服にしがみついて痛みに耐える北人が可哀想で、頭を撫でてやることしかできない自分に嫌気がさす。
不幸中の幸い、とでも言うべきか、お客さんはいないスタジオでの収録だったから騒ぎ立てられることはなかった。
「壱馬さん！これ、」
いつの間にか楽屋に戻っていたらしい慎が北人の鞄のなかにあった薬と買ってきたらしい水を手渡してくれる。
ありがとう、って短く伝えると、慎はちいさく首を横に振った。
「ほくと、薬飲めるか？」
「…んっ、のむ、」
辛そうに顔を顰めたままの北人を支えてやりながら薬を飲ませると、ぐたっと俺に寄りかかってくる。
すぐ楽になるからな、って声をかけながら頭を撫でていると、薬が効いたのか身体の力が抜けてそのまま眠ってしまった。
収録の方は力矢さんと陣さんが話をつけてくれて、そのまま北人を抱き上げて楽屋へ戻る。
ソファの上でいくらか楽そうになった寝顔にホッとして、もう一度頭を撫でてやった。
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かえ(プロフ) - いつもMさんの作品読ませて頂いてます。ほんと大好きです。ゆっくりでもいいです。陰ながら応援してます…！ (2020年6月24日 17時) (
レス) id: ba7047063e (このIDを非表示/違反報告)
ice(プロフ) - 疲れで階段でふらついてしまい落ちそうになったところを樹くんに助けてもらうお話が読みたいです！よろしくお願いいたします！ (2020年4月27日 1時) (レス) id: b617a5bdac (このIDを非表示/違反報告)
◇жM 優麗 - Mさん» そ、そぅですよね…。読んだのに理解力無くてすみません。これから気を付けます。m(*- -*)mｽﾐﾏｾﾝ (2020年3月27日 20時) (レス) id: 4de130a7ef (このIDを非表示/違反報告)
ほくりょー - リクいいですか？マネに虐待されてストレス症で倒れて怪我する話お願いします！助けは樹と壱馬でお願いします！ (2020年3月5日 15時) (レス) id: 6d2b26e3a3 (このIDを非表示/違反報告)
ほくりょー - はじめまして、ほくちゃん大好きほくりょーデース笑 いつもMさんの小説見とります！ (2020年3月5日 15時) (レス) id: 6d2b26e3a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：M | 作成日時：2020年1月1日 16時
