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Kazuma.
さっきよりはいくらか広い隣の部屋に寝かせると、北人の右腕はだらりと目の上に落ちる。
「電気消してもらっていいですか、すいません、」
体調を崩すと甘えてこない北人が珍しく袖を掴んで離さないから、ドア付近のスタッフさんに頼んで電気を消してもらう。
顔には冷や汗をかいて、袖を掴む手にもあまり力が入っていない。
辛そうな息遣いが聞こえるたびに、かわってあげたくなる。
スタッフさんたちは気を遣ってふたりだけにしてくれた。
「たぶんもうすぐ陸さん帰ってくるから」
「…ん、」
「なんか欲しいもんあるなら買ってきてもらおか？」
「んーん、」
横になってすこし落ち着いたらしく、顔色もすこしだけ良くなってきていた。
「…かずま、みず、」
起き上がろうとするのを支えてやると、こんどは素直に身体を預けてくる。
水をひと口飲むと、俺の顔を見て柔らかくわらう。
「ごめんね壱馬、…ありがと、」
その顔を見たら結局、仕方ないなあって無理をしすぎる癖も許してやるしかなくなって、つくづく俺は北人に甘いとおもう。
「こんどからはちゃんと頼れよ」
頷いたけれどきっとつぎも頼らない北人のことは、ちゃんと俺が見ててやらないとな、なんて柄にもなく頭を撫でた。
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かえ(プロフ) - いつもMさんの作品読ませて頂いてます。ほんと大好きです。ゆっくりでもいいです。陰ながら応援してます…！ (2020年6月24日 17時) (
レス) id: ba7047063e (このIDを非表示/違反報告)
ice(プロフ) - 疲れで階段でふらついてしまい落ちそうになったところを樹くんに助けてもらうお話が読みたいです！よろしくお願いいたします！ (2020年4月27日 1時) (レス) id: b617a5bdac (このIDを非表示/違反報告)
◇жM 優麗 - Mさん» そ、そぅですよね…。読んだのに理解力無くてすみません。これから気を付けます。m(*- -*)mｽﾐﾏｾﾝ (2020年3月27日 20時) (レス) id: 4de130a7ef (このIDを非表示/違反報告)
ほくりょー - リクいいですか？マネに虐待されてストレス症で倒れて怪我する話お願いします！助けは樹と壱馬でお願いします！ (2020年3月5日 15時) (レス) id: 6d2b26e3a3 (このIDを非表示/違反報告)
ほくりょー - はじめまして、ほくちゃん大好きほくりょーデース笑 いつもMさんの小説見とります！ (2020年3月5日 15時) (レス) id: 6d2b26e3a3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：M | 作成日時：2020年1月1日 16時
