一週間後 ページ14
『ありがとうございました〜』
一週間がたった。
けど、この前のお客さんはまだ来ていない。
そんなに早く来るわけないか・・・。
YI「Aちゃん、今日は上がっていいわよ〜」
時計を見ると、午後5時を回った所。
『分かりましたーー!』
帰る準備をして、お店を出る。
携帯を見ると、スジョンからLINEが来ていた。
SJ〈これから一緒にご飯食べに行こ♪〉
いいよ、返事をして歩き出した。
「こんにちは」
誰かから声をかけられる。
後ろを振り返ると、この前のお客さんだった。
前と同じ黒い縁のメガネをかけいて、今日は帽子をかぶっていた。
あ・・・。来てくれたんだ。
「本借りに来ました」
軽く笑って言った。
『あっ、ちょっと待ってくださいねっ』
急いでお店に戻って本をロッカーから本を取り出す。
そして、お客さんに本を手渡した。
「わぁ、ありがとうございます!」
『何回も読んでるせいでボロボロなんですけど・・・』
「いえいえ。嬉しいです」
喜んだ顔を見て嬉しくなった。
それから、読み終わったら連絡することになってLINEを交換する流れになった。
お名前はジニョンさん。歳は同い年だった。
年上かと思うくらい落ち着いていたからちょっとびっくり。
JR「じゃあ読んだら連絡しますね」
『はい!いつでもかまわないので(^^)』
本、気に入ってくれるといいなぁ・・・。
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作者名:milkypanda | 作成日時:2016年3月14日 15時