孤独少女 ~脱獄劇~

頼ってくれていいなんて ページ20

私も探そ。


・


・


・


あいつ・・・八乙女だけに任すのは悪いし。


第一、これは私の問題。


頼ってばかりじゃダメなんだ。


・


・


・


・


・


「あれ、脱獄犯じゃない？！」


「爆弾仕掛けに来たんだわ！！」


私じゃない・・・。


「怖っ！」


私じゃない。


「人殺し！！」


私じゃない！


「「人殺し！人殺し！」」


ダッ


・


・


・


・


・


貴「はぁはぁっ・・・。」


私じゃないのに・・・。


なんでみんな・・・。


警察に騙されてるよ・・・！


・


・


・


『脱獄犯。』


うるさい・・・。


・


・


『人殺し。』


うるさいってば・・・！


・


・


・


貴「っ・・・うっ・・・はぁっ・・・！」


息ができない・・・。


誰か助けて・・・っ！


・


・


・


・


・


雄「おい！大丈夫か？！」


�睫據ΑΑΑ�


雄「今から撮影だからな・・・。よし！お前も楽屋に来い！」


え？


雄「って言っても、そんな状態じゃ歩けないか。」


ヒョイッ


は？！


雄「ちょっとの間我慢してろ。」


ちょっと待って！


この状況は何？！


雄「月城は１人じゃないんだからな。」


貴「え・・・？」


雄「みんなが責めても俺たちがいる。」


貴「見、てたの？」


雄「・・・ごめん。たまたま見かけたから。」


貴「そっ、か。」


雄「俺たちのこと、頼ってくれていいから。」


貴「・・・。」


・


・


・


頼ってくれていいって・・・。


そんな言葉、もう信じない。


警察は頼っていいって言ってたくせに、結局見捨てられた。


もう騙されない。


八乙女と同じグループだからって、簡単には信じない。


・


・


・


たとえこんなに優しくされても。


・


・


・


・


・


雄「着いたぞ。」


結局、私は�睫擇貿愽蕕錣譴燭泙浤擴阿料阿肪紊い拭�


貴「もう大丈夫だから。私、帰ｒ「ガチャ


侑「あ！Aちゃんだ！」


・・・帰れなくなった。


仕方なく、私は楽屋に入った。


・


・


・


・


・


・


・


・


光「月城・・・。」


・


・


・


・


・


そのとき八乙女が悲しそうな瞳で私を見ていたなんて知らずに。

もこうさ’ｓ　talking room→←夢・・・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す