私であり、僕でもある大冒険 その2♪ 【ぼくらシリーズ】

-歌那谷の推理- ページ5

相原)(こいつら仲良いのか、仲悪いのか…。)


菊地)(全っ然わかんねぇ…。)


歌那谷)そして、その入れられなかった理由に関わっている人物はやはり木下だと推測する。
実際にUFOは来なかったんだな？


菊地)あぁ、俺達には見えなかった。


歌那谷)なるほど。


神尾)やっぱ、こう言う事なんじゃねぇか？((ヒソヒソ…


歌那谷)馬鹿っ、それだとちゃんとした理由が説明できないだろ？


神尾)でも、これ以外に考えられねぇよ。


歌那谷)お前、頭何歳位まで育ってる？


神尾)中3には負けなしだ。


歌那谷)了解。
じゃあ、お前が言った事を証明するこの公式をつかって、お前がそう考え、お兄ちゃん達が連絡も無しに宇野さんを連れて立ち去った理由を説明しなさい。


神尾)((ガタガタッ おぉっ！
腕が鳴るぜ！
ボード貸してくれ！


歌那谷)好きに使え。


神尾)歌那谷太っ腹〜www


歌那谷)太ってない！
とっとと、計算して説明しなさい！


神尾)了解了解、そう焦んなよ。


神尾がホワイトボードに向きあうのと、歌那谷がこちらを向くのが同時だった。


歌那谷)じゃ、話を進めますが。
僕が考えた推測としては、木下が口を割らないと、基本的に裏付けは無理です。
菊地さんにも、それは無理だと考えるのが妥当です。
何故かと言われれば答えは簡単です。
木下と一番仲が良かったのは僕の兄だから、ですよ。
それともう一つ。
貴方達に僕の考える推理を話しただけでは意味がない。
年下から出されるなんて不服かと思いますが、貴方達に自分で考えて貰います。


相原)はぁ？！
お前の考えを素直に話すだけで、俺達の考えもお前と同じにまで到達するんだ、何で俺達がそれを考えなきゃならない！


菊地)そうだ！
それに今の現時点からお前の考えに到達するまでに、Aが殺されたら元も子もないんだぞ！


歌那谷)…お兄ちゃんは、現時点では殺されないと僕の勘は言っています。


相原)そんなの信じられるか？！


歌那谷)…はぁ、神尾、説明を。


神尾)お前、自分でしろよ。


歌那谷)俺は自分の事、他人に話すのは苦手なんだよ。
自慢しているみたいで気が引けるだろ？


神尾)ハァ…、じゃ、この式解読して、一応半分くらいまで説明出来てるから。


歌那谷)ん。


歌那谷がホワイトボードを見始めると、神尾がこちらを向いた。


神尾)歌那谷の噂、貴方達はまだ知りませんね？
まぁ、アメリカが噂の元ですから、知らないとは思いますが。


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