私であり、僕でもある大冒険 その2♪ 【ぼくらシリーズ】

-一致団結と来る人の予想- ページ13

歌那谷)そんな人間がいたら、お兄ちゃんのして欲しい事とか分かるから、気に入られたいが為に使用すると思うけど？
誘拐なんて馬鹿な真似しなくても良いんだからさ。


全)あぁ…。


相原)あれじゃあ、誰でも信用しそうだな、A…。


柿沼)毎回警戒心が薄いと思うんだよね〜、俺は。


Aの話になると、皆の空気が少し和らぐ。


歌那谷)(やはりクラスの皆は、僕のお兄ちゃんに悩殺されているものが多い。)


神尾)(お前の兄ちゃんスゲェ…。)


菊地)今夜だ。
とにかく今夜まで待とうぜ。


英治は皆を宥めるつもりで言ったのだが、


柿沼)待っても無駄だと思うぜ。


柿沼が言うと、安永も久美子も頷いた。


相原)例え木下がエイリアンであっても、俺達は宇野とAを見つけ出すんだ。
皆協力してくれるか？


相原は、頬を真っ赤にし、強い調子で言った。


菊地)あったりまえさ。


佐竹)おう、やろうぜ。


佐竹が英治の手をぎゅっと握った。


安永)見殺しにする訳にはいかねえよ。


安永も続けた。


全)よし、皆でやろう。


声が一つになった。


歌那谷)もう1回、お兄ちゃんのいなくなった日の足跡洗ってみる。


神尾)俺は此処で聞き込みだな。


僕達もそれぞれ動き始めていた。


/in地下牢/


木下)ただいま、僕のA。((ガチャ


いつも通り、僕の牢屋の方に入って来る木下。


貴)お帰り、出してよ、暇。


木下)ダァーメ♪
Aは僕と一緒にアメリカに行くの。


宇野)えぇ;;;;;


貴)…！
(まぁ、そうすれば、お父さんとお母さんの事故現場生で見に行けるから、良いかもしんない。)


宇野)Aも何乗り気になってるの、ダメに決まってるでしょ。


貴)あ、いやちょっと親族会議の方で証明したい事があって…。


宇野)そんなのいつでも良いでしょ。


貴)あ、まぁ、確かに…。


木下)悪いけど、僕はもうこれから行かなきゃいけないんだ。
これ選別((chu


僕の頬にキスを落とす。


貴)////


毎度の事、人にキスされるのが苦手な僕は、頬を染める。


木下はそれを見て、満足そうに牢屋から出て行って｢行ってきます｣と言い残し、去っていった。


貴)ハァ…。


宇野)此処の人達の話によると、今日はまたUFOを呼ぶらしいね。
大丈夫かなぁ…。


貴)皆が捕まらないと良いんだけど…。
多分、1人位イライラして抜けだす奴がいるかもね。


宇野)あ、俺思い当たる奴いた。


貴)僕も…。


そこで僕達はため息をつく…。


2人)安永…。


＊

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