【ONE PIECE】人魚の私はいつか王子様と…【カタクリ】 (ページ4)

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2話ページ4

～Aside～

正直なところ、顔もあまり覚えていないわ。ただ覚えているのは、耳まで裂けた口にギザギザした鋭い歯。

貴方「(はやく貴方を見つけたい…)」

胸が痛くなるのを感じながら、私はお茶会の時間まで眠ることにした。

～数十分後～

コンコンッ

誰かが水槽を叩いた。私はまだ眠たい体を起こす。そこにいたのは、私の主人。

主人「A、起きなさい。いつまで寝ているの…？」

貴方「…ごめんなさい」

不味い、この人また怒ってる。

私は2日の間でこの人を1度怒らせたことがある。理由は、ふざけたものだった。

主人より私の方が美しいと、船に訪れた客人に言われたのだ。

私の主人は周りからちやほやされて育ったらしい。まぁ、人間の方では主人は美しい類に属すのだろう。

正直、気分が良かった。
だから私は

貴方「光栄です…客人様」

って笑顔で言ってやった。
そしたら主人、顔を真っ赤にして私の髪を引っ張ってきたの。

傑作だったわ。
思い出したら笑いがこみ上げてくる。

ビックマム「遅れてすまない。お茶会を始めよう！！」

客人「なんて美味しい菓子だ！」

客人2「ビックマムと縁談の話をしなければ」

客人3「招待いただき光栄だ。」

いろんな生き物がいる。
人間、動物、あれは…お菓子？
すごい、お菓子も生きてるんだ…。

主人「A、ビックマムへ挨拶に行くわ。くれぐれも粗相のないように…」

貴方「…はい」

ビックマム…あの大きい人の事だと思う。
その隣に、4人くらい男の人がいる。
キャンディを持ってる人に、坊主の人に、なんか暑そうな人、そして口元を隠してる人。

主人「この度はお招きいただき感謝いたします」

ビックマム「いいさ。一応、俺の子供たちの一部を紹介しよう。」

ペロスペロー「ようこそ客人。私はペロスペロー、以後お見知り置きを」

カタクリ「……将星、カタクリだ」

ダイフク「俺はダイフク、よろしく頼む」

オーブン「オーブンだ、どうぞよろしく」

みんな大きい、ビックマムがこの大きさなら納得かもしれない。

ビックマム「で、お前が言っていた人魚はそいつかい？」

主人「えぇ、A。顔を見せなさい」

そう言われて私は水面から顔を出す。
甘い匂い、周りがキラキラしている。

ふと、さっき自己紹介していたカタクリ？という大きな人と目が合った。
どうしよう、すごい見てくる。

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更新遅くなってすみません泣