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秀一「そうか…」
『それよりもキュラソー大丈夫かな……』
秀一「敵の心配をしてどうする……」
『そうだけどさ…』
《キュラソーって真っ黒に染まってるとは思えない……》
希空がそんな事を思っていると
キキッ
『!!』
車がブレーキを掛ける音が聞こえたため振り返ると
《零兄…》
零「…くっ…」
零は燃え盛る炎を見て悔しそうにしている
零「赤井…貴様……」
そして秀一が持っていたライフルを見て、狙撃したと分かると怒りの篭った声で呟いた
ファンファン
零「『!?』」
遠くからサイレンの音が聞こえてくる
それを聞いた零は秀一を睨んだ後、希空に“今度詳しく説明しろ”という目線を送り去っていった
『あー、秀さん…警察来ちゃうよ』
秀一「そうだな…少し待ってくれ」
そう言ってどこかへ電話を掛け始めた
秀一「取り逃しました…後始末を頼みます…」
“わかった…”
《ジェイムズさんか……》
秀一「行くぞ…」
『うん……』
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ピコン
『……んー……』
《こんな朝から誰……》
翌日希空はメールの通知音で目を覚ました
もぞもぞと動いてサイドテーブルに置いてあったスマホを見ると
『え”っ…もう10時じゃん』
《そういえば寝たの3時ぐらいだったな…》
カーチェイスを終えた後、秀一がFBIで話し合わなければならないと言い出したため、希空はそれについて行ったのだった
《真夜中だっていうのにFBIは大変だよね…というか、あんな夜中テンションのお母さんと話し合うジョディさん達が大変そうだったわ……》
『って、メールメール……』
メールを開くと
《蘭から?》
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今日一緒にポアロでお昼ご飯食べない?
コナン君今日東都水族館行ってるからさ
2人で女子トークしよっ!
─────────────────────
『はい、蘭可愛いー、もち行くー』
希空は秒で返信し準備を始めた
《そういえば、秀さん暫くFBIの仕事があるから帰れないって言ってたな…夜どうしよう…》
『……そうだ!!』
希空はある事を思い付き、秀一にメールをした
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ピコン
『よしっ!!』
数分後許可のメールが届いたので思わずガッツポーズをした希空であった
《あとは蘭に聞くだけ…》
準備をし終えた希空はポアロへと向かった
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蘭「希空〜!!」
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