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翌日、私とコナン君はお母さん達と落ち合う場所となったファミレスの駐車場へと向かい、車の中で話すこととなった
ジェイムズ「イギリスMI6、カナダのCSIS…ドイツのBND…各国の諜報部員が次々と暗殺された…」
ジェイムズさんは3人のスパイの写真を並べながらそう告げた
《もう3人やられたのか…》
朱里「3人の共通点は私達が追い続けている組織に潜入していた事…」
コナン「それじゃあ黒ずくめのヤツらに…」
『暗殺されたってことね』
コナン君は顔を険しくさせた
キャメル「組織の工作員が、警察庁からデータを盗んだ疑いがあると、赤井さんから報告を受けていたんですが…」
『秀さんと一緒に工作員を追ったんですけど、途中で彼女の車が海に落ち…』
コナン「彼女は記憶喪失に…記憶媒体になりそうなスマホも壊れてたよ」
ジェイムズ「スマホ!?彼女が持っていたのかい?」
ジェイムズさんはスマホと聞いて声を上げた
コナン「うん…ベンチに放置していったから、預かってたんだ」
『だったらそのスマホをFBIに調べてもらえば?』
朱里「そしたら、どこまでの情報が漏洩したのか確認できるわね」
FBIに預けるのを勧めたが阿笠博士がもうすぐで復元できるらしいので、解析でき次第報告することとなった
ジェイムズ「どこまでの情報が漏洩したのか、一刻も早く把握しなければ…世界中がパニックに陥る…」
コナン「っ!?それって……」
コナン君が思い出したように私に目線を合わせてきた
『うん…トロピカルランドでウォッカ達が話してたことだよ』
私は当時のことを思い出しながらそう言った
コナン「…どんなデータが盗まれたの?」
ジョディ「…ノンオフィシャルカバー…」
コナン「それは…」
朱里「警察庁がつかんでいる世界中のスパイのリスト…NOCリストが盗まれたのよ」
コナン「…って事は…組織に潜入しているスパイが全員消される…」
『それだけじゃなくて…世界中の諜報機関が崩壊するかもしれない』
私は最悪の事態を想像した
コナン「それって…ヤツらが諜報戦争の要を握ったって事なんじゃ…」
ジェイムズ「そう…となると…」
朱里「今回の3件の暗殺は…単なる始まりに過ぎないのかもしれないわね」
車内にピリピリとした緊張が立ち込めた
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