.252. ページ2
秀一「俺が守ってやるから安心しろ…」
『………よ、よろしく…てか、ラムの腹心の正体はわかったの?』
秀一「コードネームは……キュラソー」
『キュラソー……』
《……ん?待てよ……キュラソーって聞き覚えあるんだけど………》
『うーん…』
秀一「どうかしたか?」
『あっ、ううん…何でもない…』
《やっぱり記憶が改ざんされてるのかなぁ…》
:
:
:
:
:
:
『ねぇ…本当にキュラソー来るの?』
希空と秀一は警察庁をかれこれ2時間は見張っているが何も起きない
秀一「詳しい時間などは分からないからな…夜中の3時かもしれん……」
『マジか……』
《明日土曜日で良かった〜》
秀一「寝ててもいいぞ」
『秀さんが起きて見張ってるのにその隣で寝れないよ…大丈夫!!全然眠くないからっ』
秀一「そうか…」
『…あっ、そうだ……聞きたい事があるんだけど……』
希空が思い出したようにそう口にした
秀一「なんだ?」
『スコッチ……』
秀一「……!!」
希空が“スコッチ”と口にすると秀一は驚いたように目を見開いた
秀一「…そいつを知っているのか?」
『んー、まぁ……』
秀一「翔達か……」
『そういう事にしといて…それよりもスコッチ……いや諸伏景光って生きてるよね?』
秀一「まるで確認をするような口振りだな…」
『私にとって結構重要な事だからね…』
秀一「………希空が言った通り生きている…名前も姿も偽って暮らしているがな…」
『なるほど…証人保護プログラムね』
秀一「…あいつも色々あって一度致命傷を負ったが…宮野明美と同様奇跡的に一命を取り留めてな」
『そっかぁ…それもFBIの一部しか知らないんだよね?』
秀一「あぁ…それにしてもお前には隠し事は出来ないな」
秀一がそう言うと
『あ、アハハは…』
希空は苦笑いを返した
《まぁ、最初から
『……そういえば、ラムの腹心がキュラソーって事コナン君に伝え─』
ガシャァァン!!
秀一「『!?』」
突如ガラスが割れる音が聞こえた
《もしかして……》
希空が音をした方を見ると警察庁の窓から銀髪の女が飛び降り、車を盗んだのが見れた
秀一「フッ…カーチェイスといくか……」
『あ、安全運転でお願いしまーす…』
秀一「それは出来ない頼みだな…」
『おいっ!!』
秀一「しっかり捕まってろよ…」
『………ハァ…わかったよ』
442人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ