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.172. ページ22

『お母さん…』


秀一に見惚れている朱里を見て、思わず溜息をこぼしそうになった


朱里「まぁ、もちろん私の王子様は…翔だけどね♡」


『はいはい…わかったから、運転に集中して〜』


希空は適当に朱里の言葉を流し、いつでも拳銃を使えるように手袋を装着した


秀一「5秒だキャメル…」


キャメル「え?」


秀一「このカーブを抜けた先に200mのストレートがある…5秒間ハンドルと速度を固定しろ…このくだらんチェイスにケリをつけてやる…」


キャメル「りょ、了解!!」


《ホント、赤井さんってとんでもないこと思いつくよねぇ》


ジョディ「─っていうか、あんたどこで何やってたのよ?何で車に乗ってるわけ!?」


『いや、それな?どうやって車乗ったんだよ…』


朱里「なんか言った〜?」


『…なんでもない』


秀一「全て思惑通りだよ…あのボウヤのな…」


《あっ、とんでもないこと思いつくのはコナン君だったわ》


朱里「そういえば、私と翔…有希子と優作君とお友達になったわよ〜」



『………ハァ!?』


朱里「あっ、ストレート入るから準備してね。5秒数えるから」


『あぁ…おけ』


希空は朱里の爆弾発言を一旦頭の隅に置き、集中した


朱里「1…2…3…4…」

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作者名:クォーター | 作者ホームページ:http  
作成日時:2020年6月3日 21時

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