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『今回の狙撃事件のことなんだけど…なんか、聞いたことあるような気がするんだよね』
翔“それが俺もなんだ…もしかしたら、前の世界の記憶が改ざんされてるのかもしれないな”
『あー、そういう事か…てか、まさかあんな所で再会するとは思わんかった』
翔“俺も驚いた…朱里は希空と話したかったって言ってたぞ。最近話せてないからって”
『それじゃあまた今度連絡するよ。それと今日の事件についての詳細メールして』
翔“わかった”
希空は電話を切り、ベッドにダイブした
ボフッ
《何か思い出せたら、被害者が出ないのに…》
頭は今回の狙撃事件のことでいっぱいだ
『あー、モヤモヤする』
ピコン
《おっ、きた》
翔からメールが届いた
今回の狙撃事件の犯人はだいたい目星がついているらしく、元海軍特殊部隊の狙撃兵であったティモシー・ハンターらしい
ハンターは以前英雄の証である“シルバースター”を受賞したが、交戦規定違反の疑惑がかかり、それを剥奪され除隊した
さらに投資失敗による破産、婚約破棄による妹の死、薬の過剰摂取による妻の死などがハンターに襲いかかった
そして今回狙撃された男である藤波宏明はハンターを破産に追い込んだ人物らしい
《それじゃあ復讐するために狙撃したってことか…》
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