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.115. ページ15

『今回の狙撃事件のことなんだけど…なんか、聞いたことあるような気がするんだよね』


翔“それが俺もなんだ…もしかしたら、前の世界の記憶が改ざんされてるのかもしれないな”


『あー、そういう事か…てか、まさかあんな所で再会するとは思わんかった』


翔“俺も驚いた…朱里は希空と話したかったって言ってたぞ。最近話せてないからって”


『それじゃあまた今度連絡するよ。それと今日の事件についての詳細メールして』


翔“わかった”


希空は電話を切り、ベッドにダイブした


ボフッ


《何か思い出せたら、被害者が出ないのに…》


頭は今回の狙撃事件のことでいっぱいだ


『あー、モヤモヤする』


ピコン


《おっ、きた》


翔からメールが届いた


今回の狙撃事件の犯人はだいたい目星がついているらしく、元海軍特殊部隊の狙撃兵であったティモシー・ハンターらしい


ハンターは以前英雄の証である“シルバースター”を受賞したが、交戦規定違反の疑惑がかかり、それを剥奪され除隊した


さらに投資失敗による破産、婚約破棄による妹の死、薬の過剰摂取による妻の死などがハンターに襲いかかった


そして今回狙撃された男である藤波宏明はハンターを破産に追い込んだ人物らしい


《それじゃあ復讐するために狙撃したってことか…》

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作者名:クォーター | 作者ホームページ:http  
作成日時:2020年5月24日 19時

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