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.44. ページ44

『はいはい、元気だから私の話を聞いて』


翔“それでどうしたんだ?”


『簡単に言うと、火事に遭って家が全焼しちゃった』


翔“えっ?”


朱里“希空は怪我とかしてないの!?”


『火事関係なしに足骨折したのと腕をちょっと切ったぐらい』


翔“それは大丈夫じゃないな”


『いや、大丈夫なんだけど…ごめんね家のこと』


翔“そんなことは気にしないでいいぞ。何より希空が無事でよかった”


朱里“ちゃんと生きてることが一番よっ!!”


『ありがとう。それでさこれから住むところなんだけど…』


朱里“お隣の新一君の家に居候したら?”


《わっ、相談する前に言ってきた…》


『いや、でも昴さんいるじゃん?』


翔“彼はFBIだし、安心じゃないか”


『あー、うん、そうだね』


朱里“あんなイケメンと同棲だなんて素敵じゃない!!”


『お母さん、この状況楽しんでるよね?』


翔“いいじゃないか。ハイスペックだし”


『ハイスペック関係ない』


翔“まぁ、昴さんにはよろしく言っといてくれ”


朱里“今度遊びに行くわね!!”


《もうやだぁ、この人たち話が通じないんだけど》


翔“それじゃあ電話切るぞ”


朱里“また何かあったら電話してね♡”


『あー、うん。じゃあね』

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作者名:クォーター x他1人 | 作者ホームページ:http  
作成日時:2020年5月5日 18時

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