☆ ページ10
．北斗
北斗「…ルイス･ジェシー。俺と同じ施設で育って、18歳の時に、なんか自分のやりたいことみたいなのをやってたらしいよ。」
亮平「らしい？」
北斗「うん、全然連絡取ってなかったからわかんないけど。」
大介「いつから一緒なの？」
北斗「ジェシーと？」
大介「うん。」
北斗「えーっとね、」
何年前だろ…？
俺がちっちゃい頃だったから、
北斗「…5歳くらい…？かな。」
ラウール「5歳…」
辰哉「あ、ラウおかえり。」
ラウール「ただいま！」
照「いつ帰った？」
ラウール「えっとね、北斗くんがジェシーさんの名前言ってた時！」
全部聞いてるね(笑)
涼太「話戻すよ？」
ふかラウ「あ、はーい。」
涼太「はい、北斗。」
えっ？
北斗「、涼太くん、何話せばいいの…？」
涼太「ジェシーについて、絶対伝えないといけないこと。」
絶対伝えないといけないこと…？
あっ、
北斗「あのね、」
さくこじ「うん！」
北斗「…ジェシーには、お母さんのことを聞かないで欲しい、」
亮平「お母さん？」
北斗「うん、あの頃のジェシーはさ、いつかお母さんが迎えに来てくれるって信じてたからさ…、」
涼太「、北斗…」
大丈夫だよ
俺は大丈夫だから…
翔太「どうせ俺らも変わんねぇんだし。」
北斗「え？」
翔太「施設育ちってことは、大体そうだろうなって予想は着くじゃん。」
北斗「しょっぴー…。」
亮平「うん、そんなに珍しい事でもないしね。」
北斗「阿部ちゃん…。」
翔太「俺だってそうなんだから、気にすることもないじゃん。」
康二「そうやで！」
蓮「うん、多分みんな一緒だと思う。」
大介「俺だってずっと待ってたし！でも今は、みんなといるのが楽しいけどね！」
ね？
涼太くん…、
大丈夫だって言ったでしょ…？
俺だってまだまだ不安なことはいっぱいあるけど、
ジェシーは信じられるから。
あの時、ジェシーが俺を信じてくれたように、
俺も、ジェシーを信じる。
それが、
俺とジェシーと
“アイツ”の約束だから。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 122人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：叶夢 | 作成日時：2021年3月30日 2時
