恵比寿くんは病弱らしい。 (ページ5)

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fk.side

今日のめめはいつもと違う。いつもならラウか康二と一緒にソファーに座って、絡まれている。
なのに、今日は楽屋の隅で小さくなってる。
俺はみんなにあんまり気づかれないようにめめに声をかけた。

fk「めめ、どーしたの？なんかあった？」

mm「ぁｯ、…なんでもないっす、、…」

fk「じゃあ、なんでこんな隅っこにいるの？」

mm「いや、、それは、そのっ、…」

kj「めめ、今日どーしたん？」

康二の声でみんながめめの方に注目してしまった。あんまりバレないように聞きたかったのにな、、
まぁ、そりゃ注目したらみんなは質問攻め。
当の本人はだんだん辛そうになっていた。

mm「ちがっ、…はあっ、はあ、…」

fk「めめ？どーした？」

mm「こわぃっ、…はあっ、はあ、、、はあっ、…」

息苦しそうな呼吸音の中から「怖い」というめめの言葉をキャッチした。それを聞き、みんなに伝え、めめの傍には俺一人にしてもらった。

fk「めめー？聞こえる？？俺、深澤、」

mm「ふっかさっ、…くるしｯ、、、」

fk「ゆっくり俺に合わせて呼吸しよっか」

目を瞑り、必死に息をしようとしているめめに優しく声をかけ続ける。かなり辛いのかめめの目からは涙がどんどん溢れてきた。

fk「大丈夫、大丈夫、」

そう俺は声をかけ続けた。