221 相澤side ページ30
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"注射ババアのとこに連れて行け"
そう言われ保健室に着いた途端、包帯を外して嫌な音を立てながら腕を無理矢理くっつけた
「治った」
コキコキと指を動かしてそう言った
「聞きたいことが山ほどあるけど一旦脱ぎな」
「...はぁ」
ゴソゴソと服を脱いだ
女子並に細く白い肌。一際目立つ生々しい傷
背中には花の入れ墨が彫られていた
「確かに治ってるね」
「ほら」
「ほらじゃない」
「イレイザー。出血量は?」
「少し」
「大きな水たまりができる程でした」
「かなり出血してるね...仕事のことは根津に私から言っとくから今日は安静にしてな。もし傷口開いたら元の子もないからね」
ユーマはムスッとしたがおとなしく指示に従った
「ところで何があったんだい」
輸血の準備をしているばあさんに生徒の1人がユーマの"個性"をコピーした途端腕がもげたと伝えると
「わざとだね?」
「あぁ」
途端俺はユーマを叩いた
「頭の方が良かったか」
「そういうことじゃない。何を考えているんだ」
頭だったら死んでるしあれ以上の騒ぎになることが安易に予想できる
物間のことも考えろ。目の前で知らずともあんなことがあればトラウマになる
「"個性"のことを言ってないのかい」
「言うなと言ったのはお前だろ」
「確かに言ったさ
けどイレイザーはあんたに
その言葉にかすかに揺れた、気がした
「...知っていたか」
「知ってるよ。それであんたがヒーローをあまり信用してないのもね
それにイレイザーが何も知らないままだともしもの時対処できないと思うよ
下手したらここにもいられなくなるかもしれない
そしたらあの子を守れなくなるよ」
「...」
「大丈夫さ」
ばあさんがユーマの頭を撫でる
それを払いのけ紙に何か書き始めた
「あいつに渡せ
...それとババア。"個性"以外は言うな」
紙を俺に押し付けベッドに寝転がった
疲れていたのかすぐ寝息を立て始めた
「理解してると思うけど彼の"個性"は今で言うチート"個性"さ」
「それは承知してます」
回復力も何もかもが普通じゃないのは分かる
「光る赤子のことは知ってるね?」
「はい」
歴史の授業で必ず習うことだ
...まさか
「待ってください、それじゃあいつは」
「その血を引き継いでる
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カン詰め(プロフ) - 雷華さん» ありがとうございます! (2017年4月4日 22時) (
レス) id: 4966fd641a (このIDを非表示/違反報告)
雷華(プロフ) - 切島くんかっこいいですぅぅぅ!!!(号泣)きゅんきゅんしすぎて死にかけました。笑更新めちゃんこ楽しみにしてます！頑張って下さい!!! (2017年4月2日 1時) (レス) id: 362a949e83 (このIDを非表示/違反報告)
カン詰め(プロフ) - 華麗琶さん» そんな褒めていただけるとすごく照れます...ありがとうございます! (2017年3月27日 21時) (レス) id: 4966fd641a (このIDを非表示/違反報告)
華麗琶 - 面白すぎて一日で全部読みました！凄いです！いやもう本当に凄いです!!!!更新頑張ってください！全力で応援してます！ (2017年3月26日 23時) (レス) id: 2e4b744243 (このIDを非表示/違反報告)
カン詰め(プロフ) - 塩きゃらあぁぁ↑さん» 影からでも見てくださり嬉しいです。ありがとうございます! (2017年3月12日 20時) (レス) id: 4966fd641a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カン詰め | 作成日時：2017年3月10日 19時
