【ヒロアカ】犯罪者と私の日常【番外編】 (ページ3)

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いつもと違う景色ページ3

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「突然だが席替えしようと思う」

「「「「いきなりすぎるし学校っぽいのきた!」」」」

教室内が大声で埋め尽くされ相澤先生がボキボキと手を鳴らし始めた途端静まった

先生曰く体育祭も終わったし5月だし席替えしようと突然思いついたらしい

本当に突然すぎる

〈席替えるだけでうるさい〉

『学生というものは席替えでも喜ぶもんなんだよ』

まぁ普通は「好きな人と隣になりたい♡」とか「友達近い席がいい」とかあるんだろうけど

私の場合私が隣だと「うわ...怪原さんと隣とかマジ無理誰か変わって」って言われる。しれっとボソッと

本人は聞こえないよう小声で言ったのかわざとなのかよく分からないけど聞こえた

席替えするたび言われるからもう席替えが嫌いになりそうな所である

『やだなぁ...』

「どうした」

『ん?あぁえ?』

「やだなぁと言ったから」

『あ、そう言うことか...この席気に入ってるからあまり変わりたくないなと』

「なぜ?」

『結構心地いいから...』

障子の"個性"である複製腕の口と障子を交互に見ながらそう答えた。口かわいいな

隣の席の住民である障子は少なくとも私のことを除け者扱いしないし、時々飴くれるし

USJ以降特にそう言うのが増えた気がする

〈餌つけされてる犬だな〉

『犬じゃない』

「?....まぁ俺もこの席は心地いいと思うな」

『そうなんだ』

初めて言われたよそんなこと
なんか照れる

とは言ってもくじ引きは全員引かなければならないのでどっちにしろ変わらなければならないのだけど

番号が書かれた席を見ると峰田が座っている席だった
荷物を持って峰田の席に行くとなんかニヤニヤされながら下から見上げられた

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