222話 ページ25
場所を変えて三人でうずまきに来た
私と対面する位置に居るのが太宰さんと乱歩さん
中々見ない光景だ
「Aちゃん、パフェ頼んで呉れない？」
「苺かチョコですがどちらに？」
「両方」
「じゃあ私と半分こですね」
だなんて口にしたら太宰さんが凄く不機嫌な顔をした
仕方無いな
後で一口あげようじゃないか
取り敢えず注文をして本題に入る
「あ、私からで佳いですか？」
「勿論」
乱歩さんが今か今かとパフェを待っている中で話を始める
「じゃあ御言葉に甘えて。私は記憶を失ってたんですよね？」
「そうだよ。君は17歳だと云っていたね」
「………はっ？」
私の聞きたい事が直ぐに太宰さんの口から出てきたと同時に私の頭は真っ白になった
そして17歳の頃を思い出して頭を抱えた
「うわぁ………何でよりによって………」
「何？そんなに嫌なの？」
何時の間に来ていたパフェを食べ乍ら乱歩さんが聞いてきた
あ、ちゃんと半分残してある
乱歩さんからの質問に首を一つ縦に振る
「じゃあ、其の時の私は四年前の太宰さんに酷似していたでしょうね………」
「云い方が酷くないかい……？」
だってあれは黒歴史だろ
黒歴史でしかないね
目の前でショックを受けている太宰さんより私の方がダメージが大きい
手元まで乱歩さんが差し出して呉れたパフェを一口食べて、太宰さんにも差し出す
矢っ張り美味しいな
「で、聞きたい事って？」
「其れは解決したので佳いです。太宰さんは？」
「私かい？聞きたい事が沢山あるのだけれど、先ずは君の前職について聞きたいな」
私のパフェを自分の方に持っていってスプーンを加え乍ら妖しく微笑んだ
イケメンは何してもイケメンとは正にこの事
「もう判ってるでしょうに」
「君の口から聞きたいんだよ。其れに私のはあくまで予想でしかないからね」
なんか口説かれてるような、マフィアの尋問を受けているような感覚がする
乱歩さんは興味無さ気だから判っているのだろう
それでも聞き耳を立てているんですね
まぁ良いか
聞かれたら答えようと思っていたし
別に損じゃないし
「私の前職は学生じゃありません」
「知っているよ、何せ学校に行ってないのだから」
「そうですね。では改めて、私の前職は____」
'
'
依頼を受けて人を殺める
殺し屋です_________
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 661人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「文豪ストレイドッグス」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
のんのーー(プロフ) - まてぃーにさん» 月が綺麗ですねに合わせて考えてみてください(´∀`) (2017年11月12日 6時) (
レス) id: c41abcf11d (このIDを非表示/違反報告)
まてぃーに - お前と居た日々の月は呆れるほど綺麗だったって台詞の意味って何ですか？ (2017年11月7日 22時) (レス) id: b5598157a4 (このIDを非表示/違反報告)
ひかる - 告白のノリがめちゃくちゃ面白くて大好きです！夢主ちゃんおめでとう(>_<)のんのーーさんも頑張って下さい＼(^o^)／ (2017年7月29日 13時) (レス) id: c10de46325 (このIDを非表示/違反報告)
カレン(プロフ) - 「「いえーい」」超好きです。応援してます！ (2017年7月29日 0時) (レス) id: 7a55d8e4db (このIDを非表示/違反報告)
小松七 - やっとくっつきやがった！！と、云う気持ちでいっぱい。頑張ってください。いつまでも応援しています。 (2017年7月28日 23時) (レス) id: 69007943fd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：のんのーーー x他1人 | 作成日時：2017年6月28日 22時
