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エピローグ ページ31
背が高い、声が低い、髪が短い
そんなコンプレックスを持ってた私
でもそれは意外と、
.
お互いの気持ちが通じ合った、その帰り道
｢そういえばさ、ずっと聞きたかったんだけど｣
｢うん｣
｢どうして翔ちゃん、急に髪伸ばしたりしたの？｣
｢えっ、…それは、｣
相葉くんにモテたくて
｢うわあ！？ちょ、なんで抱きつくの！｣
｢だって、翔ちゃんかわいい！｣
｢なっ、えっ？｣
｢でも、外見が変わったって俺の気持ちは変わらないよ？｣
｢…えっ？｣
｢俺は翔ちゃんが好きなんだもん｣
｢〜〜〜っ！｣
｢あれ、顔真っ赤だよ？笑｣
｢う、うるさいな！｣
｢まあ、今日の翔ちゃんは一段とかわいいけどね｣
｢なっ…！｣
.
コンプレックスって意外と、自分が思ってるほど相手は気にしてなくて、
｢そうだ！｣
｢ん？｣
｢これからはちゃんと"雅紀"って呼んでね！｣
今はそれよりも、このキラキラして泣きたくなるような気持ちを大切にしたいって思うんだ。
｢うん。…雅紀、好き｣
Fin.
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作者名：秋 | 作成日時：2018年5月12日 16時
