8話 ページ8
授業の終わりをつげるチャイムが鳴った。
連続でサボる気はないし、目もさっきよりだいぶマシになってきた。
そろそろ教室に戻ろう。
立ち上がってさっきの人の方を伺うけど、起きてる様子はない。
起こすべきなんだろうか。
でも散々なことを言われて、また言われるのは御免だ。
私はもうきっと会うこともないであろう人に舌を出して小さな反抗をして、空き教室をあとにした。
教室に入るとなんだか女子の視線が多く刺さる気がした。
まさかさっきのことがもうここまで話がきてるんだろうか。
女子のネットワークの早さは尋常じゃないことは私も女子なので知っている。
それに気づかぬふりで席につけば、当然のように話しかけてくる亮平。
阿「Aどこ行ってたんだよ。心配したんだぞ」
「…迷子になってただけ」
迷子って、と嘲笑う小さな声が周りから聞こえる。
そりゃ嘘ですけどこんなあからさまに馬鹿にされるとさすがに堪えるなぁ…
でも誰もいない空き教室で泣いてましたなんて言えるわけない。
いや、実際はいたのか。
さっきの男子の冷め切った顔がフラッシュバックしてすぐに消えた。
あの人まだ寝てるのかな。
授業、ちゃんと出なくていいのかな。
阿「さっきは急に走り出すから何事かと思ったよ。まあ無事に帰ってこれて良かったね」
人当たりの良い顔をして笑う幼馴染みをこの場で殴れたらどんなに気持ちいいだろうと、実行する気のない妄想をしてしまう。
誰のせいで…
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chaco(プロフ) - 永瀬優さん» 数ある中で読んで頂きありがとうございます（ ; ; ）永瀬さんもご自愛ください。更新頑張るのでこれからもよろしくお願いしますm(._.)m (2020年4月8日 23時) (
レス) id: c6e12b87e6 (このIDを非表示/違反報告)
永瀬優 - お話読ませていただきました 体調に気をつけて更新頑張ってください！ 応援しています！ (2020年4月7日 22時) (レス) id: fba5318eb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スゴイピーマン | 作成日時：2020年4月2日 22時
