1話 ページ1
高校2年の春。
親の転勤で4年ぶりに戻ってきた我が家は、まだ少し懐かしい匂いが残っていて安心した。
隣の家も。
お別れをしたあの日から変わらないままだ。
土曜日の今日は一日中荷解きをする予定。
3月だけどポカポカして、開けた窓から入る風が気持ち良い。
お婆ちゃんも一緒に手伝ってくれて、今はお昼ご飯を作ってくれてる。台所からするお味噌のいい匂いで、もっとお腹が空いてきた。
母「そうだA、亮平くんに挨拶してきたら？今日お休みだから、多分お家にいるだろうし」
「えーいいよ」
一緒に服をしまっていたお母さんの提案に、ノリ気じゃない返事をした。
無邪気に遊んでいたあの日からもう随分経っているし、今さら会っても気恥ずかしくて、何を話したらいいのか分かんないんだもん。
ピンポーン
母「あら、誰かしら。A、ちょっと出てきて。」
「えぇー！しょうがないなぁ」
持ってた服をそのままにして、渋々玄関に向かう。
特に誰がいるのか確認せず扉を開けると、私と同い年くらいの知らない男の子が立っていた。
阿「こんにちは。……ってAか！久しぶり！」
見上げた先の笑顔はキラキラしてて、こんな知り合いいましたっけ？となったんだけど…
「もしかして…亮平？」
阿「そう！なんだよ、まさか顔忘れたなんて言わせないぞ〜？」
イタズラっぽく笑う彼は、紛れもなく、私の幼馴染みで、
私の初恋の相手だった。
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chaco(プロフ) - 永瀬優さん» 数ある中で読んで頂きありがとうございます（ ; ; ）永瀬さんもご自愛ください。更新頑張るのでこれからもよろしくお願いしますm(._.)m (2020年4月8日 23時) (
レス) id: c6e12b87e6 (このIDを非表示/違反報告)
永瀬優 - お話読ませていただきました 体調に気をつけて更新頑張ってください！ 応援しています！ (2020年4月7日 22時) (レス) id: fba5318eb6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スゴイピーマン | 作成日時：2020年4月2日 22時
