3. 最下位 ページ3
YOU side
『本日の占い最下位は〜残念!!おひつじ座のあなた!!!友人からの誘いや電話に気をつけて!!でも大丈夫!!今日のラッキーアイテm…ブチッ』
今日の占い最下位らしいおひつじ座の私は朝から少しテンションが下がり、テレビから聞こえてくるアナウンサーの声を遮った。
せめてラッキーアイテムくらい聞けばよかったかな。
プルルルルル…プルルルルル
スマホの振動を感じて画面を見た時にまた後悔した。
あぁ、ほんと嫌な予感がする。
やっぱりラッキーアイテム聞けばよかった。
【ソア】と表示されたスマホを少し嫌な気分で手に取り電話に出た。
「…もしもし」
『あああああ!A!!!!!!やっと出た!!!!!!!!』
耳が、ちぎれそう。
「…はぁ、、なに??」
『こんなこと私が心から信頼しててとっても可愛くて優しいAにだけ言えるんだけどね!?』
「とんでもない前置きだなぁ。そんなこと言ったからって内容によっては話に乗らないからね?」
『バレたか。』
「バレるわ。」
何年の付き合いだと思ってるんだろうこの人は。
『はい!じゃあ単刀直入に言うけど!!!私の代わりにSEVENTEENのサイン会に行ってくだs…「断る!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」…ですよねぇぇ、、』
SEVENTEENは2015年にデビューしためちゃくちゃ人数が多いグループ。
ソアがハマりにハマってLIVEに行ったりグッズ買ったりして、
何回も何回もこのグループのよさを語られて、
沼れ!!とか言われたけど私にはキラキラの世界は眩しすぎて直視できないのでいつも丁重にお断りさせていただいている。
・
214人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「SEVENTEEN」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:にん | 作成日時:2021年4月28日 18時