27話 ページ27
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戦闘が開始された電車内。
先頭車両は中原と川端家現当主、川端恒太郎のみ。
互いに短剣を用いた近接戦闘。
「てめえ、なんでこんな真似しやがる」
「流石はポートマフィア幹部・中原中也殿。
余裕ですねぇ。」
「茶化してねぇで答えろ。」
「人には性癖というものがあります。
それが私は『人を殺すこと』だっただけですよ。」
歪んだ笑顔。
懐に入って下から切り上げる。
頬にかかった川端恒太郎の血。
次の瞬間頬に激痛が走り中原は一気に距離をとる。
中原の頬から焼けた匂いがする。
(ーーー焼印かよくそ趣味わりぃ)
「知りませんでしたか?
私の個性は、身体からの武器生成。拷問道具なんかも創り出せる。
体液からも可能であるから、飛び散った汗や血にも注意が必要ですよ。」
「自分からそんなペラペラ喋っちまって随分とまぁ余裕じゃねぇの!」
重力操作で重くなった弾丸が川端恒太郎に襲い掛かる。
しかし地面に付着した川端恒太郎の血により突如現れた分厚い金属の障壁に弾丸は遮られる。
遠距離で分が悪ければ中・近距離にすればいい。
中原は列車内を重力操作で破壊し、窓ガラスや道具の破片を目くらましに目を潰そうとするも直前で飛び散った川端恒太郎の血が槍に変化。
行く手を阻む。
「能力の提示とは相手の注意を各所に散らばせることが出来る有効な手ですよ。」
(ーーー異能力、『雪国』。
魂を肉体から引き離す。
1ヶ月以内に異能力を解除させなければ、魂を抜かれた人は二度と目覚めることはない。
解除方法は…異能力所有者が被害者の人体に10秒以上触れる、ね。)
「要はてめぇか俺のどちらかが先に触りゃあ勝ちだろ!!」
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北窓(プロフ) - 麦茶さん» 返信遅くなって申し訳ありません。ありがとうございます!!!! (2021年1月27日 17時) (レス) id: 5a0c901b45 (このIDを非表示/違反報告)
麦茶 - セリフの1つ1つがすっごい心に響きます。頑張って下さい! 応援してます。 (2020年9月6日 10時) (レス) id: ccb520a109 (このIDを非表示/違反報告)
北窓(プロフ) - 有難うございます!楽しんでいただければと思います! (2020年7月10日 9時) (レス) id: 5a0c901b45 (このIDを非表示/違反報告)
もぐもぐ(プロフ) - 2章でも頑張ってください。応援してます! (2020年7月4日 6時) (レス) id: 4b8fca2053 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:北窓 | 作成日時:2020年7月4日 0時